安倍元首相が銃撃された現場にいた自民党所属の奈良市議、太田晃司氏が8日昼、SAKISIRU編集部の電話取材に応じた。
太田氏は「銃撃されたとき、安倍元総理の近くにいたので一部始終を見ていたが、犯人が背後から現れたので発砲の瞬間は見ていない」としながらも、「銃声がしたと思ったら、安倍元総理が倒れていた。銃声はパン、パンといった乾いた音ではなくて、ドスーンという音が2発鳴り響いた」と襲撃の瞬間を証言した。
安倍元首相の容態について「心肺停止とも聞いており、非常に心配」と気遣いながら「まさか日本でこういうことが起きるとは全く想定外。こんなことがあると、政治家は自由に発言できない。言論に対するテロだ」と怒りに声を震わせた。さらに太田市議は「しかしわからないのは、ちゃんと警護の人たちがいたのに、背後からとはいえ簡単に近づいて銃撃できるものなのか。警護も銃撃を想定してなかったのかもしれないが」と警備体制への疑問も指摘していた。