テスラ創業者のイーロン・マスク氏が8日、ツイッター社の買収を断念することを表明した。米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、金融当局にこの日提出した資料で、マスク氏が偽アカウントやスパムアカウントの評価するために必要なデータや情報を同社から得られなかったと説明したという。
買収交渉は中盤からマスク氏が、ツイッター社からの情報開示が十分でないことに不満を表明。買収契約の重大な違反行為を主張し、契約を取り消す可能性をちらつかせるなど交渉は暗礁に乗り上げていた。ワシントンポスト紙が今月7日、買収計画が危機に直面していると報じていた。