晋三元首相(67で演説中に男に銃撃され、死亡した。奈良県警は殺人未遂の容疑で職業不詳の山上徹也容疑者(41)を現行犯逮捕した。県警は捜査本部を設置。容疑者が事前に計画をして事件を起こしたとみて、容疑を殺人に切り替えて捜査している。関係者によると山上容疑者は2005年までの約3年間、海上自衛隊で勤務していた。参院選の投開票が10日に迫る中で起きた蛮行。専門家が今回の事件について解説した。
元首相は8日午前11時30分ごろに奈良市の近鉄大和西大寺駅前で、演説を行っていたところ銃撃を受けた。
山上容疑者は車道を挟んで約15メートルほど離れた歩道上にグレーのTシャツ姿に黒いカバンたすきがけにし立っていた様子が目撃されている。その後黒っぽい筒状のものを手に車道に入り込み、元首相の背後に迫り、2発を発射。銃声は打ち上げ花火のような音を上げ、居合わせた聴衆によると衝撃波もすごかったようだ。
銃弾を受け、路上に倒れた元首相のワイシャツには血がにじみ、関係者らが心臓マッサージを施した。一方の山上容疑者はその場でSPらに取り押さえられ、抵抗するそぶりもみせず殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。
山上容疑者は犯行動機について「特定の団体に恨みがあり、元首相と団体がつながっていると思い込んで犯行に及んだ。政治信条に対する恨みではない」としつつ、「数か月前から事件を計画していた。私がしたことに間違いありません」と供述し、容疑を認めている。自宅からは手製の銃のようなものが数丁押収されている。
今回の事件について犯罪心理学者の北芝健氏は日本のセキュリティー意識の低さを指摘する。
「むき出しで応援演説やってますよね。高い所に上がってやってるので分かりやすい標的。元首相だけど最大派閥の長ですから現職の首相と同等ぐらいの警備があってしかるべき。セキュリティーが甘いというのは日本国の問題なんです」
山上容疑者についても用意周到に犯行に及んだと分析する。海上自衛隊に所属経験があり「最初に敬礼の仕方から始まって教練をやって、それから射撃訓練をします」と早い段階で銃に触れる機会に接するという。その際に銃の構造などを学び、ネットなどで調べれば簡単に銃を作ってしまうことができるという。手製ながら殺傷能力かなり高かったようだ。
元首相は襲撃された後、心肺停止状態で奈良県立医科大学附属病院に搬送され、胸部の止血や大量の輸血の処置を行ったが、午後5時3分に死亡が確認された。死因は失血死だという。
「その間にできる捜査ってたくさんあるんですよ。犯人が単独でやってないかぎりは仲間がいるので動向を調査できる。必ず動くやつが出てくる。要人を標的にしたテロ事件において単独犯というのは考えにくく、共犯者や後ろ盾の存在が今後の捜査のカギとなりそうです」と北芝氏。
また、今後は模倣犯が心配される。防衛省によると、現役自衛隊員は約24万人。元自衛隊員となると、データがないが、数千人以上いるだろうか。
北芝氏は「海上自衛隊に1年いれば大抵のことは学べますから、簡単に今回のような事件を起こせます。実はそういうやつって街にいるんですよ。模倣犯が出てくるかもしれない。言ってみれば今回の事件って、新たな時代の始まりかもしれませんね。いろんな形をとって要人を暗殺しようとするかもしれない。日本にはセキュリティーが全然なかったわけですから、今日を境にセキュリティーの厳しい国になると思います」と話した。
引用元: ・【安倍晋三元首相】心肺停止から逝去までの空白時間に「共犯あぶり出し」か 専門家推察 [七波羅探題★]
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