2022年F1第11戦オーストリアGPのスプリント予選が行われ、1番手〜4番手のドライバーが土曜日を振り返った。1番手〜5番手のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)だ。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ジョージ・ラッセル スプリント=4番手
まず、今日マシンを準備してくれたガレージのみんなに感謝したい。チームのみんなの努力のおかげだし、それだけにポイントを獲得できてよかった。パフォーマンス面では、ライバルたちとの差は予想以上に大きかった。23周で13秒差をつけられてしまったから、1周あたりほぼ0.5秒遅れていたことになる。なぜペースを落としてしまったのか、今夜、調査し理解する必要がある。
小さなことで差は生まれる。今日はタイヤのマネジメントが簡単ではなかった。明日はダウンフォース量へのアプローチが重要になってくるだろう。僕たちにやるべきことがあることは間違いない。
■スクーデリア・フェラーリ
カルロス・サインツ スプリント=3番手
今日は良いレースができた。最初の数ラップ、マックスやシャルルと戦ったんだ。スタート直後、ターン3でマックスを抜くチャンスがあったから挑戦したが、アウト側からうまく決めることができなかった。序盤数周を終えた後は、タイヤとバッテリーを回復させる必要があり、その後、リズムを取り戻したものの、今日はそこまでだった。
明日が本当のレースだ。また同じポジションでスタートする。上位グループは僅差だから、激しい戦いになるだろう。今日はライバルたちの方がペースが良さそうだったけれど、明日彼らに挑むためにベストを尽くすよ。
■スクーデリア・フェラーリ
シャルル・ルクレール スプリント=2番手
すごくいいスタートを切って、まずマックスとバトルをしたが、少し限界ぎりぎりだったね。その後、カルロスが僕の前に出て、ターン4で僕はポジションを取り戻した。終盤にプッシュできるよう、最初の数周はタイヤのマネジメントに集中していたんだ。それは良いプランで、実際に終盤ペースが向上し、タイヤにも良い感触を持っていた。
バトルで少しタイムを失ったが、楽しかったし、今日のリザルトに大きな影響はなかったと思う。明日のレースではタイヤのマネジメントが鍵になるだろう。エキサイティングなレースになると思うよ。
(サインツとのバトルがタイヤの状態に影響を及ぼしたと思うかと聞かれ)明日は長いレースになるから、今日よりもタイヤの管理がかなり重要になってくる。だから明日は今日のようなことをするわけにはいかない。
■オラクル・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン スプリント=1番手
レッドブルリンクでのスプリントで勝利を持ち帰ることができてうれしい。最初の2周は、後方へのギャップを築くことが重要だった。その後は、ペースを維持して走ることに集中した。
もちろん、スプリントレースによって、明日のレースでの全体像が分かるわけではない。でもペースの面で、僕たちとフェラーリは僅差だと思う。明日はタフな戦いになるだろう。ハードタイヤがレース中にどういうパフォーマンスを見せるかも興味深い。レースでは何が起こるか分からないから、戦略面で正しい判断を下すことがとても重要になる。簡単にはいかないだろうが、レースが楽しみだ。
(スプリント後の会見で語り)まずまずのレースだった。序盤からペースがよく、その後も(フェラーリ勢と)ほぼ互角だったと思う。彼らは互いに戦っていた。それでギャップを築くことができたけれど、その後のペースは同等だった。だから明日はまた面白いバトルになると思う。
(自身の公式サイトで語り)カルロス(・サインツ)とシャルル(・ルクレール)がバトルをしていたので、それも助けになった。明日も面白い戦いになりそうだ。僕たちのマシンは優れているが、まだ重量が少し重いという問題があって、それに取り組んでいる。でも決勝では幸いそれは大きな問題にはならない。いくつか微調整すべき点はあるものの、今週末の僕たちは競争力が高いと思う。