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>参政党と似ているとは全く言わないが、かつて有機農法や無農薬をことさら礼賛し、自然との調和や自然の中でのキャンプや観光を推奨し、健康増進(禁煙、禁酒など)を展開した政党が戦前のヨーロッパに存在した。「混じりけのない純粋なる何か」を推し進めると、必然的に純血主義に行きつく。だから彼らは、添加物とか農薬とかが大嫌いで、国産とか(国産の)種子とかに拘る。
>こうして「不純である」とみなした所作や人々を排斥する行為を強めていく。繰り返すが、参政党がこれと似ていると言っているわけではない。歴史を振り返ってみると、偶然にもこうした事例があるよ、と言っているだけだ。この問題については、既に「排外主義と有機農業」に関しての専門書が刊行されているので詳細はそちらに譲る。