アンドレッティ・オートスポートからNTTインディカー・シリーズに参戦しているコルトン・ハータは、マクラーレンF1チームのテストに参加してMCL35Mをドライブした。
F1の新しい競技規則『Testing of Previous Cars(TPC)』のもとで、チームは1年落ちのマシンを使用してテストを行うことができる。22歳のハータが参加した今回のテストは、ポルトガルのアウトドローモ・インテルナシオナル・ド・アルガルベで行われた。
このテストで、ハータは初めてF1マシンに乗る機会を得た。なお同プログラムにより、アロウ・マクラーレンSPから同じくインディカーに参戦しているパト・オワードにもチャンスが与えられた。オワードは、2021年シーズン終了後にアブダビで行われたテストにもマクラーレンから参加した経験を持っている。
ハータは18歳だった2019年、サーキット・オブ・ジ・アメリカズでインディカー史上最年少の優勝者となった。ハータはその後、インディカーで6勝を上げ、7度のポールポジションを獲得している。
「コルトンはインディカーで才能を証明しており、我々は彼がF1マシンにどう適応するのか興味深く見ていくつもりだ」とマクラーレンF1のチーム代表であるアンドレアス・ザイドルは語った。
「このテストプログラムは彼に貴重な経験をもたらすだろうと考えている。また旧マシンでのテストを、将来有望なドライバーを紹介する機会として展開する利点を実証することになるだろう」
ポルティマオでのTPCプログラムは7月11日から13日まで行われる。ハータは、マクラーレンF1のテスト兼開発ドライバーであるウィル・スティーブンスと共同でテストを行う予定だ。