妻の昭恵さん(60才)とは政界きってのおしどり夫婦と呼ばれたが、夫婦の間で解決すべき大きな問題となっていたのが、家の後継者問題だ。
昭恵さんは昭和、平成を通して初めての子供のいないファーストレディーだった。
「氏の父・晋太郎氏は自民党総裁選にも出馬した大物で、祖父は“昭和の妖怪”と呼ばれた岸信介元首相です。
さらに佐藤栄作元首相が大叔父という華麗なる政治家一家だけに、『家の跡継ぎ』をめぐって、かなりの重圧が昭恵夫人にかかっていました」(政治部記者)
昭恵さんは壮絶な不妊治療に取り組み、病院を何箇所も変えたという。氏は申し訳なさそうに、それを支えた。
後に昭恵さんはエッセイスト・酒井順子さんとの対談(『本の旅人』2016年3月号)で、不妊治療について語り、
30代まではプレッシャーがあったが40才を過ぎると周囲が「なんだかお気の毒」という感じになって、何も言わなくなったと振り返った。
そして子供のいない女性に、
《「独身なら独身の人生」「子どもがいないなら子どものいない人生」というのが、今世で神様から与えられたその方の役割なのだと思うんです。
その中で自分にとってできることを考えてみられたらよいのではないでしょうか》
と前向きなメッセージを送ったが、氏が子供のことについて語ることはなかった。だが、家としては後継者の血を絶やすわけにはいかない。
「岸信介元首相の娘として家に嫁ぎ、2度も宰相となった晋三さんを育てあげた政界のゴッドマザーともいわれる母・洋子さん(94才)は、
家の看板を維持することへの責任も思い入れも人一倍強くお持ちです。昭恵さんは夫を守るためにもあっけらかんと気にしてないかのように振る舞うしかなかったのでしょう。
一方で後継者問題は、解決を見ず難航していました」(家の知人)
現在の跡継ぎ候補は2名。氏の兄・寛信氏(70才)の長男である寛人氏(32才)と、氏の弟で防衛大臣の岸信夫氏(63才)の長男の信千世氏(31才)だ。
「もともと洋子さんは寛人さんを後継者と考えていたそうです。当の本人は後ろ向きでしたが、洋子さんは寛人さんにいまでも固執しているといいます。
一方、晋三さんが後継者と考えたのが信千世さんです。陽気で誰からも好かれる人柄ですし、2020年10月末に勤務先のフジテレビを退社し、防衛相である父の秘書官になった。
もともと政治に関心があるとされ、将来の政界入りは間違いありません」(前出・家の知人)
ただ、「家と岸家」には信千世氏の父・岸信夫防衛相が、岸家の名前を絶やさないため、生後まもなく岸家の養子として家を出されたという因縁がある。
「家にとっても岸家にとっても『名前を絶やさない』ということは至上命題です。
最近の岸防衛相は体調が芳しくなく、車いす移動のため重病説もあるほどで、息子の信千世さんは晋三さんの後継者ではなく、岸家の人間として、
父の地盤を受け継ぐのではないかといわれています」(前出・家の知人)
※女性セブン2022年7月28日号
https://news.yahoo.co.jp/articles/effd4cf15eddef67cb9a7ccc8850fefe1c589d1d
引用元: ・安倍晋三氏の跡継ぎ候補は「兄の長男」と「弟の長男」 安倍家と岸家の関係も鍵に [ボラえもん★]
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