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◆落合恵子（おちあい・けいこ）さん （河出書房新社・1870円） しなやかで強い4人の連帯 「若いと呼ばれる年齢にいた頃、気が遠くなるほどの長編と思えた人生という本は実際には、驚くほど短編だった」。21年ぶりの小説となった前作『泣きかたをわすれていた』（2018年）に、そう記した。認知症の母親…