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(小学館・4400円) 率直かつ赤裸々な戦後皇族の内情 皇族の著作は世に少なくない。平安時代の宇多天皇などは猫の飼育記まで残している。天皇が記せば宸記(しんき)、親王なら御記(ぎょき)などといい、日本の皇統は長いから歴史家の私は千年分を読むのに四苦八苦している。だが寛仁親王のこの著作ほ…