https://news.yahoo.co.jp/articles/1968c3aaea57ab3a16a5146e223e519ebb6ab570
お笑いタレント、ラサール石井(66)が公演中の「スタンダップコメディ・フェスティバル」(17日は東京・新宿3丁目SPACE雑遊、18日は池林房)に出演する。1977年(昭52)年にコント赤信号を結成してフジテレビ系「オレたちひょうきん族」などで活躍。その歩みについて聞いてみた。
◇ ◇ ◇
現在のテレビ界の現状について、ラサールは苦言を呈する。
「今のテレビ界って、お金がない。それもあってか、ディレクタークラスで代々伝わってきたものが途切れちゃっている。倫理観とか、これはやっていいこと、悪いことが全く分かっていない。テロップ間違いは多いし、パクっていいか、いけないか、そういうことも分かっていない。だから、どう考えても創造的なものができない。タレントを育てる気持ちもないしね」
フジテレビで、この4月から始まった「呼び出し先生タナカ」が、18年に終わった「めちゃ×2イケてるッ!」の「抜き打ちテスト」と同じ内容だと騒がれた。同じスタッフが制作しているが「めちゃイケ」の出演者が不快感を示した。
「あれだってタレントの気持ちとかが、頭にない。そのことにびっくりした。番組を作りさえすればいいとしか考えていない。大昔も、パクリをやってたんですよ。『笑っていいとも!』の各コーナーは、他局の番組のおいしいところを全部入れてましたよ。『これ、パクリじゃないの』って言ったら『いいんだよ、だって一番視聴率がいいんだから』って(笑い)。要するに、調子がいい時のプロデューサーや上の人は苦労して、いろいろ考えていたんです。だけど、いい時に入ったADとかは苦労してないんですよ。頭を下げて何かを撮って、番組を作ったことがない。乳母(おんば)日傘で育ってるうちに、何かを作る力がなくなっちゃう」
どこかで見たことのあるような番組、タイトルだけを変えただけのような番組が並ぶ。
「誰かが1つ、例えば池の水をくみ出すのを見つけたら、似たような番組がバーッて出てくる。一時期のテレ朝は、すごくよかった。くりぃむしちゅーとかを育てて使って、どんどんゴールデンに上げてというやり方は素晴らしかった。ただ、いいものを見つけても、例えば『M-1』とかでも、もう20年以上でしょ。いつの間にか10年とかたっちゃう。日テレの『しゃべくり007』だって、もう14年。すぐたっちゃうから、ずっと(テレ朝)『アメトーーク!』とか、そういうものにしがみついちゃう、なかなかやめられない。世代交代をどうしていくかが課題。まぁ、お金が、ないと何もできない。やっぱりそこは、ちゃんと制作費を取ってきて、新しいものを作るんだという情熱がないとダメ」
テレビを脅かすものにネットの配信番組がある。Netflix、Amazon Prime、Huluが莫大(ばくだい)な制作費をかけて番組を作り、世界の何百という国に配信する。
「あれには、かなわないですね。すごいお金が、かかっている。Netflixの『全裸監督』に1シーンだけ出たけど、お金のかけ方が尋常じゃないくらいぜいたく」
現在、66歳。芸人になって四半世紀がすぎた。
「まず、スタンダップコメディーに力を入れたい。あとは、昔は映画撮りたいとか、そんなこと言ってましたけど。まぁ、大体はもう先が見えてきたから(笑い)。もう1個、大きなミュージカルをやりたいかなっていうのと。映画もちょっとやりたい。だけど、そう言ってるうちに、もうすぐ10年ぐらいたちますから。もう10年たったら死んじゃうんじゃないかと思って(笑い)。まぁ、活字の世界に。小説とかやっていけたらいいなとという感じですかね。うちの嫁が、とにかく家にいてくれと言うんです。もう外に出てかないで、もう、この先の時間が短いから、ずっと一緒にいられるように、家でできる仕事をしてほしいって」
10年前に32歳年下の夫人と結婚した。
「世代のギャップは感じませんね。だから結婚して一緒にいる。この間も、嫁が電気技師の資格を取ってきましたよ。常にYouTubeとかを見たりして、なんか勉強していろいろと試験受けたりしていますね。振り返れば、今までずっと、思えばかなってきた。もう一花みたいな感じでできたら。ただ、もう一花って言うには、努力が足りない気がしますけど(笑い)。まぁ、努力しなくてもいいっていう声もあるけど、いろいろな事を他人に任せるっているのが、向いてないんです。なんでも自分でやらなければとか、自分でやるしかないとか。なんか他人任せにできないのと、上に立ってなんか命令したりすることがダメなんです。だから自分でやる」
ラサールは18日に東京・新宿「池林房」に出演。
(終わり)
引用元: ・【芸人】ラサール石井がテレビ界に苦言「倫理観とか、やっていいこと、悪いことが分かっていない」創造性欠く番組制作 [鉄チーズ烏★]
テレビ局の社員は何もやってねえわ
The post 【芸人】ラサール石井がテレビ界に苦言「倫理観とか、やっていいこと、悪いことが分かっていない」創造性欠く番組制作 first appeared on TweeterBreakingNews-ツイッ速!.