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<p>防衛白書、台湾記述10ページに倍増 中国侵攻の危機感反映</p><p>防衛白書、台湾記述10ページに倍増 中国侵攻の危機感反映 岸信夫防衛相の巻頭言では今回初めて台湾に言及し、「(中国は)統一に武力行使も辞さない」「地域の緊張が高まりつつある」と踏み込んだ。</p><p>22日の閣議で了承された今年の防衛白書では台湾をめぐる記述が昨年版の5ページから10ページに増え、新設されたウクライナ侵攻の章以外で最大の追加部分となった。岸…</p><p>スロバキアの訪問団と記念撮影に応じる蔡英文総統(中央)ら=6月7日、台湾・台北(AP) 22日の閣議で了承された今年の防衛白書では台湾をめぐる記述が昨年版の5ページから10ページに増え、新設されたウクライナ侵攻の章以外で最大の追加部分となった。岸信夫防衛相の巻頭言では今回初めて台湾に言及し、「(中国は)統一に武力行使も辞さない」「地域の緊張が高まりつつある」と踏み込んだ。中国の台湾侵攻が現実の脅威となりつつあることに白書は明確な警鐘を鳴らしている。 「注目すべき関連事象が立て続けに起こっている。関連動向の重大性や国際社会全体に与える影響力の大きさを踏まえた」 岸氏は22日の記者会見で台湾をめぐる記述を増やした理由について、こう答えた。関連事象として、中台間の軍事力格差の拡大、台湾への中国の圧力強化、国際社会での台湾海峡の平和と安定への相次ぐ懸念表明などを挙げた。 特集・連載:</p>