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<p>二十四節気「大暑」 「土用の丑の日にウナギ」のきっかけは平賀源内?</p><p><土用のウナギは江戸の宣伝戦略?> 7月23日(土)から二十四 節気の「大暑 (たいしょ)」。一年を通して、暑さの最も厳しい時季です。「#大暑」と「#土用の丑の日」と「ウナギ」の関係とは?</p><p>7月23日(土)から二十四節気の「大暑(たいしょ)」。一年を通して、暑さの最も厳しい時季です。「大暑」と「土用の丑の日」と「ウナギ」の関係とは?</p><p>大暑は8月6日(土)までで、この日をもって、立夏から始まった「夏」が終わり、8月7日(日)の立秋以降、「秋」に入ります。 大暑は「大いに暑い」の名前のとおり、一年を通して、暑さの最も厳しい時季です。 大正時代に活躍した作家、芥川龍之介は「兎(うさぎ)も片耳垂るる大暑かな」と詠んでいます。うだる暑さに、兎も芥川も参っていた様子がうかがえます。 しかし、大暑ならではの楽しみもあります。大暑とはどんな時季か、見ていきましょう。 「大暑」と「土用の丑(うし)の日」と「ウナギ」の関係 「土用」とは、立春・立夏・立秋・立冬の前の各18日間のことです。 なかでも、立秋の前の18日間を「夏の土用」といい、今では通常、土用といえば夏の土用を指します。今年(2022年)の「土用の入(い)り」(土用の初日)は7月20日(水)です。 こうして見ると、夏の土用は、大暑のすべての期間と、大暑の前の節気である小暑の後半の一部と重なることがわかります。当然、非常に暑い期間です。 また、今年の「土用の丑の日」は、大暑の初日でもある7月23日(土)と、8月4日(木)の2回あります。 江戸時代の半ば以降、土用の丑の日にウナギを食べる習慣が広まりました。 もともと、土用の丑の日に「う」のつくものを食べる風習があり、蘭学者で戯作者(げさくしゃ)の平賀源内が「ウナギを食べると、夏負けしない」と宣伝したことにより広まったといわれます。 現在も、土用の丑の日にウナギを食べる習慣は根づいています。 ビタミンA、B1、B2、D、E、コラーゲン、DHA、EPAなどの栄養素を豊富に含むウナギは、疲労した真夏の体を守ってくれそうです。 清少納言も食べていた「かき氷」 ザク、ザク。シャリ、シャリ。音からして、すでに涼しさ満点です。 実はこのかき氷、平安時代にはすでに食べられていたことをご存じでしょうか。 清少納言の『枕草子』には「あてなるもの(上品なもの)」の一つとして「削り氷(ひ)に甘葛(あまずら)入れて新しき鋺(かなまり)に入れたる」ものがあげられています。 これを現代語に訳すると、削った氷に甘葛という植物の汁をかけて、新しい金属のお椀に入れたものとなります。 ただし、当時、氷はたいへん貴重なものだったので、かき氷を食べられたのは、上流階級の人だけだったようです。 人の心を魅了する「ひまわり」</p>