アルピーヌのCEOを務めるローラン・ロッシは、現ドライバーのフェルナンド・アロンソとリザーブドライバーのオスカー・ピアストリのふたりが、チームは違っても2023年にF1でレースをするだろうと確信している。
エステバン・オコンはアルピーヌと2024年まで契約しているが、アロンソとアルピーヌの契約は今年末に切れる。チームもアロンソも双方が契約延長の希望を表明しているため、現状を考えると、高い評価を受けているピアストリは必然的に2023年はアルピーヌのシートを得られないだろう。
だが伝えられるところによると、アルピーヌがピアストリをウイリアムズに貸し出すために、両チームは協議を始めているという。ウイリアムズでニコラス・ラティフィがシートを保持することはないと見られているのだ。
「私はオスカーについて、彼を取り戻せる限り、他のチームに貸し出すことに前向きだ」とロッシは土曜日にポール・リカールで行われたチーム代表の記者会見でコメントした。
「オスカーには多額の投資を行った。我々は彼を信頼している。だからこそ彼は我々のリザーブドライバーを務めているのだ。彼は非常に有望な才能の持ち主だ」
「そのため、他のドライバーのように他チームに貸し出し、そこでスタートして仕組みを学んでから我々のところに戻るというのは、いいシナリオだろう」
ウイリアムズF1のチーム代表ヨースト・カピートは、2023年を見据え、ドライバーラインアップの決定にあたってはチームの最善の利益を念頭に置くだろうと語った。
「我々にはあらゆる選択肢があると思うが、その選択肢も考慮に入れている」とカピートは語った。
「そして我々はチームにとって最善だと考える方を選ぶつもりだ。だが詳細を詰めるのはまだ早すぎる。その段階にはまだ至っていないからだ」
ピアストリがウイリアムズに貸し出される見通しについて質問されたカピートは、次のように述べた。
「それが我々にとってベストな選択であれば、検討するだろうと思う。そうでなければ、他にいい解決策がある。我々はよりよい方の解決策を選ぶだろう」