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<p>ロシア海軍に巨大潜水艦、海で「新たな冷戦」始まるか</p><p>ロシア海軍に巨大潜水艦、海で「新たな冷戦」始まるか</p><p>ロシア海軍に、これまでに知られている中で世界最長の潜水艦が納入された。造船業者は調査船をうたっているが、偵察や核兵器のプラットフォームになるとの指摘も出ている。</p><p>ロシア国営タス通信の報道によれば、ベルゴロドは2019年に進水した。試運転や検査を終えた後、20年にはロシア海軍に引き渡される予定だったが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で納期が遅れた。潜水艦の配備開始時期については報じられなかった。 「巨大魚雷」 タス通信は、潜水艦には現在開発中の核魚雷「ポセイドン」が搭載されるだろうと報じている。ポセイドンは数百マイル先から発射され、海底に沿って進んで沿岸防衛の目をかいくぐるように設計されている。 「核を搭載したこの『巨大魚雷』は世界史上他に類を見ない存在だ」。米国の潜水艦専門家H・I・サットン氏は3月、自ら運営するウェブサイトCovert Shoresにこう書いている。 「ポセイドンは全く新しい種類の兵器だ。ロシアおよび西欧の海軍戦略のあり方を変え、新たな要求や対抗兵器につながるだろう」(サットン氏) 20年11月、国際安全保障と核不拡散を担当していたクリストファー・A・フォード米国務次官補(当時)は、ポセイドンは「米国の沿岸都市を放射性の津波であふれさせる」ように設計されていると発言した。 米国議会調査局(CRS)が4月に発表した報告書には、ポセイドンはロシアが核攻撃を受けた後、敵国に反撃する報復兵器として目的が設定されていると書かれている。 CRSの報告書にはベルゴロドが8基のポセイドンを搭載可能だとある。もっとも一部の武器専門家は、ポセイドンの搭載可能数は6基の可能性が高いと考えている。 サットン氏は19年、直径2メートル、全長20メートルあまりと見られるポセイドンが「国を問わず、これまで開発された中で最大の魚雷だ」と書いた。 「通常の重量級魚雷と比べると、30倍の大きさだ」(サットン氏) CSRの報告書によれば、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は18年の演説でポセイドンを絶賛し、「静音で、高い操作性を誇り、敵から隙をつかれるような脆弱(ぜいじゃく)性はほぼない」と発言した。 ポセイドンに通常弾頭を使えば、「空母打撃群、沿岸要塞、インフラを含む」攻撃目標に向けて使用することも可能だと発言したとも伝えられている。 だがポセイドンに対する疑念や、最終的にロシアの武器群に加わるのかに対する疑問も存在する。 「魚雷せよプラットフォームにせよ、まだ開発段階の技術だ」と言うのは、米科学者連盟で核情報プロジェクトを率いるハンス・クリステンセン氏だ。 同氏いわく、ポセイドンは20年代後半までは配備準備ができないと見られている。CRSも、2027年までポセイドンが配備されることはないと踏んでいる。</p>