三菱ケミカルグループは「ワンカンパニー、ワンチーム」の一つの会社組織として運営する仕組みに変えた。社長はジョンマーク・ギルソン氏一人。同氏をファーストレイヤーとし、その下にセカンドレイヤー以降が階層式に連なる。グループ会社の社長という身分はなくなり、各役職の権限明確化、人事制度統一が成長のカギだ。その執行を社外が過半を占める取締役会が監督する。法務・内部統制・総務・人事を所管する執行役エグゼクティブバイスプレジデントの藤原謙取締役に会社運営の方針を聞いた。
■…6月の株主総会で取締役の過半数を社外が占める構成に変わりました。
「当社は総合化学会社で唯一、指名委員会等設置会社に2015年に移行しており、取締役会がモニタリングボードとして執行を監督するという役割を明確にした。執行役には大幅に権限を移譲しており、執行役を兼任する取締役の数を絞らないと調和がとれず、社外取締役が過半の体制は維持するべきと考えている」
■…社外取締役の人選や任期などの方針は。続きは本紙で
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