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<p>中国経済、7月はさらに悪化-楽観は見当違いと中国版ベージュブック</p><p>中国経済、7月はさらに悪化-楽観は見当違いと中国版ベージュブック</p><p>中国経済は7月に新型コロナウイルス感染の再燃でさらに悪化した。チャイナ・ベージュブック・インターナショナル(CBBI)が最新調査結果を基に指摘した。景気回復への市場の楽観は見当違いだと警告した。</p><p>最新調査によると、工場生産と新規受注は2020年半ば以来のペースに減速。小売りセクターの雇用は過去2年余りで最悪だった。製造業や小売業の売上高の伸びは悪化し、利益は抑制された。 6月は上海などの都市でコロナ対策の行動制限が緩和されたが、その後、複数の地域で感染者数が再び増加し、脆弱(ぜいじゃく)な景気回復を脅かした。7月31日に公表された7月の中国製造業購買担当者指数(PMI)は、 予想外 の活動縮小を示した。 CBBIのリーランド・ミラー最高経営責任者(CEO)は発表資料で、「7月の回復説には注意すべきだ。市場はロックダウン(都市封鎖)緩和が最悪の事態の終了を意味すると確信しているが、7月のデータでは企業が依然として投資や借り入れ、特に採用を大部分拒否していることが示されている」と指摘。 「企業が『ゼロコロナ政策』の悪夢が終わったとは考えていないためだろう」と分析した。 同調査は7月21日から28日までに1050社を対象に実施した。 原題:</p>