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低い車高と残忍なワイドボディー構造。優しく改造したり、完全にボロボロにしたり!ハノーバーで開催されたPSデイズ2022のチューンドメルセデスハイライト。

500台ものチューンナップカーが集った、「PSデイズ ハノーバー2022」は、すべてのチューニングファンの心を躍らせる。優しく改造したり、完全にアップグレードしたり。VW、BMW、アウディ、JDM(日本市場モデル)など、あらゆるものが網羅されている。もちろんメルセデスも!今回はメルセデスのハイライトを紹介する。

ハードコアチューニングもレプリカも、メルセデスがすべてカバーする

メルセデスのチューニングファクトリーでは、もちろん190が強く印象に残っている。かなり安く購入でき、時代に左右されないデザインで、様々な可能性を秘めているからだ。それがチューニングへと誘うのだ。具体的に何が行われているかは千差万別だが、大抵はいくつかの共通点がある。ローダウン、太いホイールは(ほぼ)標準装備だ。あるいは、「エボⅡ」の伝説的なデザインから直接ヒントを得ているのだろう。

「これは本物の300SLなのか?」と、この週末に自問自答した人もいたことだろう。ガルウィングドア、バロック風のホイール、前方に開くボンネットなど、一見してすべてがフィットしているからだ。実は、まぎれもない伝説がある。それこそがレプリカの醍醐味であり、「PSデイズ」のレプリカは「SL」だけでは決してないのだ。「PSデイズ ハノーバー2022」の象徴であるガルウィングのレプリカやその他のメルセデスのハイライトは、以下、フォトギャラリーでエンジョイしてほしい。

メルセデスのハイライト@PSデイズ ハノーバー2022

ハノーバーの「PSデイズ2022」で、「エボ」のカラーリングを施した190は見どころ満載だ。「190E 2.6」をベースにチューンナップされた個体だ。「EVOⅡ」のボディキットに漆黒のレベラ製ホイールを装着し、エンジンをスワップしたモデル。2.6リッターは3リッターに。今日、「エボ」のカラーリングを施した190は、「メルセデスC32 AMG」のエンジンを搭載して走る。6気筒で345馬力。つまり、標準では235馬力しか発揮しない本物の「エボ」よりも、はるかに高い出力が得られるのだ。いずれにせよ、今回のフェアのハイライトの1台だ。
続けて、美しいレプリカを紹介しよう。このレプリカは、伝説の「メルセデス300SL」をオマージュしているが、「R170」の「SLK230」をベースに製作されている(インテリアでしか認識できない)。
このクルマは、元パワーボートレーサーのマリオ ピール氏とその息子さんのプロジェクトだ。「SLK」レプリカはハンドシフトを採用し、2.3リッター4気筒スーパーチャージャーで197馬力を発生させながら走行する。さらに、17インチのノイバロック製ホイールを装着したレプリカは、そのスタイルを忠実に再現している。この取り組みは、もちろんサムズアップ(👍)され、メルセデスのハイライトに位置づけられる。
ダークグリーンのラッカー、ライトブラウンのインテリア、これはまさにクラシカルな美しさだ。それと同じくらい美しいのは、(塗装を除けば)正真正銘の自作であることだ。AMGのバンパー、サッコプレート、BBSのバンパー、ロリンザーのホイール、190E 16Vのシルなど、たくさんのお金と作業が投入されている。
オーナーによると、この1991年製の「190E 2.3」には、ほぼ2万ユーロ(約280万円)が投入されているそうだ。
オリジナルパーツのみを使用。私たちの側からも大きな賛辞を送りたい。
一見すると、本物の赤い雌豚を目の前にしているような錯覚に陥る(というか、そうであってほしい)。8個のヘッドライト(ただし、一見したところ、本来の6個ではなく、4個しか機能していないことがわかる)、同じスタートナンバー、同じように配置されたステッカーがある。
でも、ホイールは気になるところだ。BBS?オリジナルの「300」は、15インチの5本スポークのマグネシウム製ホイールを採用していた。本物かどうかは別として、いずれにしても見どころだ。

Text: Kim-Sarah Biehl
Photo: autobild.de