20世紀の幕が開いて間もない1901年2月2日。夏目漱石はロンドン中心部の人混みの中にいた。64年近くにわたって在位し、81歳で没したビクトリア女王の盛大な葬列を見物するために。よく見えるように下宿屋の主人が肩車をしてくれた、と日記につづっている。▼大英帝国の絶頂期の象徴がビクトリア女王だっ…
20世紀の幕が開いて間もない1901年2月2日。夏目漱石はロンドン中心部の人混みの中にいた。64年近くにわたって在位し、81歳で没したビクトリア女王の盛大な葬列を見物するために。よく見えるように下宿屋の主人が肩車をしてくれた、と日記につづっている。▼大英帝国の絶頂期の象徴がビクトリア女王だっ…