万緑の山や水煙立ち上る 福知山市 森井敏行 <評>滝しぶきだろうか、山々の深い緑を背景に、広がって消えていく水煙が鮮明である。夏の強い日差しが、周囲に降り注ぐ。 端居して遠き記憶の死者とをり 町田市 枝澤聖文 <評>忘れ難い死者との思い出があるのではないか。涼風が吹いて、遠い記憶がよみ…
万緑の山や水煙立ち上る 福知山市 森井敏行 <評>滝しぶきだろうか、山々の深い緑を背景に、広がって消えていく水煙が鮮明である。夏の強い日差しが、周囲に降り注ぐ。 端居して遠き記憶の死者とをり 町田市 枝澤聖文 <評>忘れ難い死者との思い出があるのではないか。涼風が吹いて、遠い記憶がよみ…