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<p>FRBはリセッション招く公算、08年並みの景気後退も-アーノット氏</p><p>FRBはリセッション招く公算、08年並みの景気後退も-アーノット氏</p><p>米連邦準備制度はインフレの現実から目を背け、物価上昇を抑制する対応があまりに鈍かった結果、それがまだ起きていないとしてもリセッション(景気後退)を招く軌道上にあるとリサーチ・アフィリエイツのロバート・アーノット氏とキャンベル・ハーベイ氏が今月公表した論文で指摘した。</p><p>「リセッションは通常引き起こされるもので、自然には発生しない」 「今の問題は、マイナスの実質金利の長期化が自ら招いたものだ」 米連邦準備制度はインフレの現実から目を背け、物価上昇を抑制する対応があまりに鈍かった結果、それがまだ起きていないとしてもリセッション(景気後退)を招く軌道上にあるとリサーチ・アフィリエイツのロバート・アーノット氏とキャンベル・ハーベイ氏が今月公表した 論文 で指摘した。 アーノット氏はインタビューで、「純然たる事実は、リセッションが通常引き起こされ、自然には発生しないということだ。景気拡大は老衰で亡くなるのではなく、連邦準備制度に殺される。われわれは今それが再び起きる状況を目にしている」と語った。 ロバート・アーノット氏 Photographer: Tim Boyle/Bloomberg   アーノット氏らによれば、連邦準備制度はゲームが後手に回ったことで、過剰反応する可能性が高まっており、彼らの見解では、米経済のハードランディングとは、2008年の金融危機に伴うケースと同じような深刻なリセッション入りを意味している。アーノット氏とハーベイ氏は「われわれの今の問題は、マイナスの実質金利の長期化が自ら招いたものだ」と分析した。</p>