今回は「コア」についてです。
初めに
業界には特有の専門用語があります。
私は一応電気系の仕事をしているので、そちらの基礎知識を本ブログにそれなりにまとめています。
なのですが、用語の意味だけ早く知りたい場合はどこに記述されているか探す必要が出て苦労しそうなので、こうして別途用語をまとめておくことにしました。
少しでも疑問に思った単語は調べてまとめていこうと思いますので、興味があったら他の単語の記事も眺めてみてください。
最低でもちょっと賢くなった気分にはなれるはずですよ?
ちなみに、本記事はタイトル通り”ふんわりとイメージする”、つまり入門向きの内容となっています。
難しい言い回しがあるなら例を挙げるなりして噛み砕いて記載します。
そこまでしないと自分で理解したと言えませんし。
また、形式ばった書き方だと拒否反応が起きる方もいそうなので、言葉遣いもゆるゆるにしています。
詳細なガチガチとした解説をお求めの人は他のサイトを見よう!
『せっかくだから俺はこの緑のブログを選ぶぜ!』という方はこのまま読み進めてくださいな。
コアとは?
コアとは、多層構造(パターン層が複数ある構造)であるプリント基板を形成している銅張積層板のことです。
銅張積層板は、積層板という硬化した樹脂材料にプリプレグという接着剤を利用して銅箔を貼り付けた材料のことです。
多層構造のプリント基板を作る場合、銅張積層板と銅張積層板を重ね合わせて構成します。
そうすれば、銅張積層板の表裏で二層、計四層のパターンが引かれた多層基板が出来上がります。
銅張積層板同士の固定にもプリプレグを用います。
こうしてできた多層基板において、片面もしくは両面に銅箔が貼り付けられた銅張積層板のことをコアと呼びます。
なので、プリント基板の説明を眺めていて唐突にコア層という単語が出てきたら、それは多層基板における銅張積層板のことだと思いましょう。
ちなみに、銅張積層板を接着させるための層は単純にプリプレグ層と呼びます。
あくまで多層構造の時の銅張積層板のことをコアと呼ぶのであって、銅張積層板のこと自体をコアと呼ぶわけではない点は注意です。
別に意味は伝わるだろうけどね。
用語としての簡単な説明は以上です。
関連した記事がありますので、興味があれば以下も併せてご覧ください。
まとめ
コアとは、多層構造(パターン層が複数ある構造)であるプリント基板を形成している銅張積層板のことです。
以上、「コア」についてでした。