8月7日に鈴鹿サーキットで開催される『2022FIM世界耐久選手権(EWC)“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会』にEWCクラスにエントリーしているTeam ATJ with JAPAN POST。今年もTeam ATJと日本郵便のタッグが実現し、レギュラーライダーの岩田悟に加え、HondaDream TPで活躍するファミリーライダー小山知良、高橋裕紀というラインナップで3年ぶりの鈴鹿8耐に挑む。
Team ATJこと株式会社オートテクニックジャパン(ATJ)は、四輪・二輪・汎用製品の研究開発、品質保証をサポートしているテストプロデュースカンパニーだ。さまざまなカテゴリーでスポンサーを務めており、四輪では日本で人気を誇るスーパーGT、二輪では全日本トライアル選手権、全日本ロードレース選手権で活躍をしている。
そのATJと今年もタッグを組むのが、同じく全日本ロードで活躍している日本郵便HondaDreamを運営する株式会社ティー・プロ・イノベーションだ。2019年にメインスポンサーを務めた日本郵便が2022年もタイアップし『Team ATJ with JAPAN POST』として参戦する。ゼッケンは40、ホンダのCBR1000RR-Rにブリヂストンタイヤというコンビネーション。チーム代表は大谷雄一、監督はかつてチームで8耐や全日本ロードでライダーとして走っていた中津原尚宏が務める。
ライダーの岩田は2020年から全日本ロードのJSB1000クラスにTeam ATJからフル参戦している。2006年から2014年までST600クラス、J-GP2クラスで戦っていた。2019年にST600クラスで全日本ロードに復帰すると、翌年の2020年からはJSB1000に参戦しており、長期に渡って全日本ロードで活躍し、同チームから鈴鹿8耐参戦経験も持つベテランライダーだ。
ロードレース世界選手権の経験者でもあり、EWCでの優勝経験も持つ高橋は現在ST1000クラスで活躍するライダーだ。2014年に全日本ロードに復帰するとJ-GP2クラスで2度タイトルを獲得し、2020年にはST1000クラスで初代チャンピオンに輝いた。2021年は同チームから全日本ロードST1000クラス、F.C.C. TSR Honda FranceからFIM世界耐久選手権(EWC)にダブルエントリーし、両カテゴリーで優勝を飾るなど、日本のみならず世界でも強さを示し活躍するライダーだ。
コヤマックスという相性で親しまれている小山も、ロードレース世界選手権の経験者だ。2018年に全日本ロードに復帰し、翌年の2019年には日本郵便 Honda DreamのエースライダーとしてST600クラスのチャンピオンを獲得している。鈴鹿8耐も経験しており、世界戦で得た強さを見せつけ活躍するライダーだ。
チームを熟知する岩田、世界での活躍経験を持つ強力なふたり高橋と小山の強力な3人で鈴鹿8耐に挑んでいく。