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◆今 大西日焦げ臭くゐる爺(じい)でした 星野昌彦 季語「大西日」は強い西日。今日の句、その西日の中にいるじいが焦げ臭い感じだった、というのである。じいを回想した句だが、もしかしたら、作者が自分の生涯を客観視した句かも。この作者は1932年生まれ、当年90歳。この句は出たばかりの句集「九…