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世界を代表する「エクソフォニック文学」の実践者、すなわち母語以外で創作を行なう作家・多和田葉子。日本語とドイツ語を行き来するのは、異文化交流ではなくむしろ存在を別の場所へ移すためだ。人々と言葉がよりどころを失った境界を追い求めてきた多和田の作品世界をめぐる、『ニューヨーカー』のク…