8月7日に鈴鹿サーキットで開催される『2022FIM世界耐久選手権(EWC)“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会』にSSTクラスにエントリーしているTEAM HANSHIN RIDING SCHOOLは、3人のライダーが全員20代という若さで、若手パワー全開で挑むチームだ。
TEAM HANSHIN RIDING SCHOOLは、鈴鹿サンデーロードレースにフル参戦し、全日本ロードレースにスポット参戦や鈴鹿8耐出場経験を持つB-LINE Racingを母体とするチームである。阪神ライディングスクールは兵庫県尼崎市にあるバイク専門教習所で、1987年から鈴鹿8耐に参戦している歴史あるチームだ。B-LINE Racingは、歴史ある阪神ライディングスクールを迎え、TEAM HANSHIN RIDING SCHOOLとして参戦する。ゼッケンは15番、マシンはカワサキZX-10RRでダンロップタイヤというコンビネーションでSSTクラスにエントリーしている。
ライダー1人目は25歳という若さだが、チーム最年長ライダーの渡邉一輝だ。2021年にもてぎロードレース選手権、筑波ロードレース選手権のST600ナショナルクラスでチャンピオンに輝いた。現在は全日本ロードに昇格してST600クラスでフル参戦をしている。5年前にレース活動を始めた時から目標にしていたという鈴鹿8耐には今年初参戦となる。
続いてはライダー3人の中で一番若く末っ子の中村竜也だ。渡邉一輝に続いて中村も、今年で鈴鹿8耐初参戦となる。2018年に茂木ロードレースのST600クラスでチャンピオンを獲得し、2019年から3年間全日本ロードのST600クラスに参戦。今シーズン2022年からはST1000クラスにステップアップしMATSUBA RACING PROJECT&RS-ITOHからフル参戦している。
鈴鹿8耐初参戦のふたりを引っ張っていくのは、3人目のライダー中村修一郎だ。2016年に鈴鹿サンデーロードレースST600クラスでチャンピオンを獲得し、現在はST1000クラスにフル参戦しており、B-LINE Racing所属のエースライダーである。2018年に初めて鈴鹿8耐に参戦すると、翌年の2019年も参戦し2年連続の完走を果たしている。同年にはセパン8時間耐久レースも経験しており、若いライダーながらも実績を積んでいる中村修一郎は今年で3度目の鈴鹿8耐となる。
25歳の渡邉一輝、23歳の中村修一郎、22歳の中村竜也と全員20代という若手を起用したTEAM HANSHIN RIDING SCHOOL。地方戦でチャンピオン経験を持つ強力な3人の若手パワーを存分に発揮し、若手ライダーならではの走りを見せつける。