6月24日、オランダTTサーキット・アッセンにおいてMotoGPファクトリーチームの6名のマネージャーが上半期報告記者会見を開いた。第11戦オランダGPを終え、早くもシーズンの折り返しを迎えた2022年のMotoGP。各マネージャーはシーズン前半のレース内容をどう振り返ったのか? そして、後半戦に向けてどのような展望を描いているのか? 4回目は、レッドブルKTMファクトリー・レーシングのチームマネージャー、フランチェスコ・グイドッティ登場だ。
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■フランチェスコ・グイドッティ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング:チームマネージャー)
■2022年シーズン前半の10戦について、良いスタートを切ったもののそれ以降は難しい状況ですが、どのように評価していますか?
「今シーズンのスタートは、良くも悪くもあった。スタートは本当に見事だったが、その後の一部のコースでは困難に直面した。直近の5戦では、かなり良いパフォーマンスを発揮している。我々のレース結果は、予選からより影響を受けてきた。予選のパフォーマンスを改善しなければならない」
「しかし。レースペースは良く、ライダーたちは努力して全力を尽くしている。今では、レース中の競争力を高めるために、予選のパフォーマンスをいかに改善するかということに集中している。我々はファーストロウからスタートできることが分かったし、表彰台をかけて戦うことができた。だからそれが今後のレースにおけるより優れたパフォーマンスの鍵になるだろう」
■今シーズンの後半戦に向けてKTMが期待する改善点は?
「私が言ったように、我々が改善しなければならないのは予選プラクティスだ。またガレージでは昨年からの作業方法を少し変更した。一部自動化されたことによって技術者たちはより楽になるはずだ。改善しなければならないのは予選だけだ。そうすればレースでの実際の順位がよく分かるようになる」
■ポル・エスパルガロは、復帰することになりますか?また、KTMはいつライダーのラインアップを決定しますか?
「ファクトリーチームについての発表はすでに行っている。我々にとって大きな動きだった。サテライトチームのラインアップについてエルベ(・ポンシャラル)とテック3と判断を下すには時間が必要だ。現在もいくつかの決定事項が話し合われている」