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NVIDIAではAda Lovelaceアーキテクチャーを搭載するGeForce RTX 4000シリーズを2022年から2023年に発売を予定していますが、この中でアッパーミドルレンジ帯で採用されるAD104 GPUとGeForce RTX 4070 Tiについて仕様情報に関するリークが出現しました。

GeForce RTX 4070 Tiの情報出現

NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti “Alleged” Specifications Leaked – 7680 Cores, 12 GB GDDR6X Memory, Matching RTX 3090 Ti (wccftech.com)

NVIDIAでは2020年9月2日にGeForce RTX 3080などAmpereアーキテクチャーを採用したRTX 3000シリーズの発表を行いましたが、その後継モデルであるAda Lovelaceアーキテクチャーを搭載するGeForce RTX 4000シリーズが2022年末から2023年にかけて各モデルが発表される予定となっています。

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このGeForce RTX 4000シリーズでは最上位モデルのRTX 4090系向けのAD102 GPU、ハイエンドモデル向けのAD103 GPU、アッパーミドルレンジ向けのAD104 GPU、ミドルレンジ向けのAD106 GPUと各ティア毎にGPUが分けられて作られていますが、今回この中でアッパーミドルレンジ向けのAD104 GPUについて仕様情報のリーク情報が出現しました。

AD104 GPU搭載のRTX 4070 Tiの性能はRTX 3090 Ti並みに。TDPは最大400Wに・・・

GeForce RTX 4000シリーズに関するリークを出しているkopite7kimi氏によって今回はAD104 GPUに関するリークが出現しています。

このAD104 GPUは歩留まり向上のためにCUDAコアを何割か無効化した製品はGeForce RTX 4070に、CUDAコアを全て有効化したモデルはRTX 4070 Tiに搭載されると見られています。

kopite7kimi氏によると、AD104 GPUでは最大400Wの消費電力まで許容がされており、RTX 4070 TiのSKU品番はPG141-SKU331と呼ばれているようです。

このPG141-SKU331ではCUDAコアを7680基搭載し、VRAMについては21Gbpsの速さを持つGDDR6Xを12GB搭載予定で性能面ではGeForce RTX 3090 Tiと同等か若干上回るレベルになるとの事です。

現行のGeForce RTX 3070 TiではCUDAコアが6144基だったため、RTX 4070 TiではCUDAコアのコア数が25%アップとなっています。

GeForce RTX 4000シリーズではL2キャッシュの大容量化や動作クロックの引き上げが行われているため現行GPUよりコア数が大きく増えていますが、TDPは450Wで10752基のCUDAコアを持つRTX 3090 Ti並みの性能をTDP 400W、CUDAコア7680基で実現しているため、GPUのワットパフォーマンスについては向上しているとも言えそうです。

ただし、RTX 3070 TiではTDPは290Wとなっているため、300W後半から400W近いのGPUがアッパーミドルレンジ帯製品で受け入れられるのかについては未知数です。

 

GeForce RTX 4000シリーズではTDPが全体的に上がっており、最上位モデルのGeForce RTX 4090ではTDPが最大600W、RTX 4080ではTDPが420W程度となり、RTX 4070については300W程度になると言われていました。

そのため、RTX 4070 Tiについては恐らくAD104 GPUの最大許容量までTDPが引き上げられる事はないものの、RTX 4080とRTX 4070の間の350~380W程度のTDPになる可能性があり、現行のRTX 3070 Tiの290Wに比べると大幅な上昇となってしまいます。

ただ、性能面ではRTX 3090 Tiに近くなっていたり、VRAMには21Gbpsとなる超高速なGDDR6Xが採用されるなどしているためTDPだけで見れば強烈ですが性能とのバランスを考えるとTDP 380Wは頑張った方かもしれませんね。

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