2022年F1第10戦イギリスGPのフリー走行3回目が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトップタイムをマークした。2番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)、3番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)となっている。アルファタウリの角田裕毅は17番手だった。
気温17度、路面温度25度というドライコンディションで、現地時間12時にセッションがスタート。雨は降っていないが天候は曇りで、開始直後から多くのマシンがコースへ出ており、タイヤはソフト、ミディアム、ハードと別れた。
序盤はソフトを履いたルクレール、ペレス、メルセデスのジョージ・ラッセルとルイス・ハミルトン、カルロス・サインツ(フェラーリ)が1分29秒台のタイムでトップ5に並ぶ。全20台中最後にコースへ出たフェルスタッペンは、全セクターで最速タイムを記録し1分28秒541でトップに立った。
メルセデスはこのイギリスGPでアップデートを投入しており、ラッセルが「ポーパシングはない」と無線で報告している。フェルスタッペンはさらにタイムを更新し1分28秒498、1分28秒386をマーク。ハミルトンが0.3秒差で2番手に続いた。
セッション折り返しを過ぎると各車コースへ戻り、残り時間20分を切るあたりで再びコースイン。新品ソフトを投入したラッセルが1分28秒550で3番手に浮上するも、今度は「ターン6の入り口で少しポーパシングがある」と報告。フェラーリ勢はルクレールが1分28秒388で2番手となるが、フェルスタッペンは1分27秒901とルクレールに0.4秒以上の差をつけた。ペレスは1分28秒311でルクレールを上回り2番手に浮上したが、それでもフェルスタッペンとの差は0.410秒だ。
心配された雨は降らずフェルスタッペンがトップでFP3は終了し、2番手ペレス、3番手ルクレールというトップ3となった。メルセデスのラッセルとハミルトンが4、5番手に続き、6番手以下はサインツ、ランド・ノリス(マクラーレン)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、ミック・シューマッハー(ハース)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)だ。アルファタウリはピエール・ガスリーが15番手、角田が17番手だった。
■2022年F1第10戦イギリスGPフリー走行3回目 リザルト
Pos. | No. | Driver | Team | Time | Laps |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | M.フェルスタッペン | レッドブル | 1’27.901 | 18 |
2 | 11 | S.ペレス | レッドブル | 1’28.311 | 21 |
3 | 16 | C.ルクレール | フェラーリ | 1’28.348 | 21 |
4 | 63 | G.ラッセル | メルセデス | 1’28.426 | 21 |
5 | 44 | L.ハミルトン | メルセデス | 1’28.488 | 24 |
6 | 55 | C.サインツ | フェラーリ | 1’28.689 | 21 |
7 | 4 | L.ノリス | マクラーレン | 1’29.102 | 20 |
8 | 77 | V.ボッタス | アルファロメオ | 1’29.185 | 20 |
9 | 47 | M.シューマッハー | ハース | 1’29.510 | 21 |
10 | 14 | F.アロンソ | アルピーヌ | 1’29.520 | 20 |
11 | 31 | E.オコン | アルピーヌ | 1’29.552 | 24 |
12 | 5 | S.ベッテル | アストンマーティン | 1’29.593 | 25 |
13 | 24 | 周冠宇 | アルファロメオ | 1’29.752 | 17 |
14 | 23 | A.アルボン | ウイリアムズ | 1’29.780 | 22 |
15 | 10 | P.ガスリー | アルファタウリ | 1’29.885 | 23 |
16 | 18 | L.ストロール | アストンマーティン | 1’29.892 | 26 |
17 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1’30.039 | 22 |
18 | 3 | D.リカルド | マクラーレン | 1’30.293 | 21 |
19 | 6 | N.ラティフィ | ウイリアムズ | 1’30.489 | 16 |
20 | 20 | K.マグヌッセン | ハース | 1’30.523 | 19 |