スズキの軽ハイトワゴンモデルの雄、ワゴンRが8月2日、マイチェンを受けた。現行モデルは2017年2月登場の歴代6代目だが、今回の改良は一部仕様変更とともに標準モデル、スティングレーに続く第3のモデル、カスタムZが新たに追加設定されている。発売日は8月30日からとなっているが、その詳細を紹介していこう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/スズキ
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■一部仕様変更で全車の安全機能を充実へ
今回の一部仕様変更は、標準モデルのワゴンR、エアロ系のワゴンR スティングレー、そして福祉車両ウィズシリーズのワゴンR 昇降シート車を対象としているが、新たにワゴンR カスタムZ、ワゴンR カスタムZ 昇降シート車を設定したのが注目ポイントだ。
具体的には、夜間の歩行者も検知することが可能な「デュアルカメラブレーキサポート」を全車に標準装備したほか、フロントシートSRSサイドエアバッグ、SRSカーテンエアバッグ、全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロール(ACC)、及び車線逸脱抑制機能を一部のグレードを除き、標準装備。安全機能を充実させている。
また、コネクテッドサービス「スズキコネクト」に対応したほか、全方位モニター付ディスプレイオーディオを一部のグレードを除いてメーカーオプションとして設定した。
■新モデル、カスタムZはハンサム顔が魅力!!
新たに設定したワゴンR カスタムZは、エクステリアには専用意匠となるヘッドランプ、フロントグリル、フロントバンパーを採用し、精悍なデザインに仕上げられている。また、標準のワゴンRもフロントグリルとバンパーの意匠が変更された。
先代型までのワゴンRではスティングレーがこのカスタムZのようなデザインのモデルとして設定されていたが、現行型のスティングレーはかなりアクが強いフロントマスクに。
そのため、今回のカスタムZは標準仕様とスティングレーとの中間的なスッキリ&ちょいワイルドな印象のハンサムフェイスとなっている。これまで「標準だとおとなし過ぎるし、スティングレーだと尖り過ぎだしなあ……」と躊躇していたユーザーにも大いにアピールしそうだ。
カスタムZのインテリアはブラックを基調とした内装を採用し、力強さと上質さを表現しており、アップグレードパッケージやターボ仕様の設定など、装備の向上が図られている。さらにインパネカラーパネルやフロントドアアームレストに専用のブラウンメタリックの加飾を施すなど、質感を高めた内装に変更されている。
また、オートエアコンやキーレスプッシュスタートシステム、運転席シートヒーターを全車に標準採用したほか、USB電源ソケットをFXを除く全グレードに採用している。
ワゴンRは新色のフォギーブルーパールメタリック、新設定のテラコッタピンクメタリック、ダスクブルーメタリックなどを採用し、全10色のラインナップに。ワゴンRスティングレーとワゴンRカスタムZにデニムブルーメタリックを新設定し、ワゴンRスティングレーは全6色、ワゴンRカスタムZは全8色のラインナップとなっている。
■月販目標台数はシリーズで6500台。ライバル、ムーヴ追撃へ!!
価格はワゴンRのFXがFF(5MT121万7700円/CVT121万9900円)、4WD(5MT134万900円/CVT134万3100円)。ハイブリッドFX-SがFF138万6000円/4WD150万9000円(いずれもCVTのみ)。
ワゴンRスティングレーハイブリッドT(ターボ)がFF168万8500円、4WD181万1700円。ワゴンRカスタムZ ハイブリッドZXのFF147万4000円/4WD159万7200円(いずれもCVTのみ)、カスタムZハイブリッドZT(ターボ)のFF163万3500円/4WD175万6700円(いずれもCVTのみ)。
また、福祉車両のワゴンR昇降シート車はFF143万8000円、4WD154万7000円、ワゴンRカスタムZ昇降シート車はFF157万9000円、4WD168万8000円(いずれもCVTのみ)。
月間目標販売台数はシリーズで6500台。今年6月もそれをクリアする7199台、今年上半期でも3万9728台を販売しているが、最大のライバルであるムーヴの後塵を拝していた。今回の改良で軽ハイトカテゴリーナンバーワンの座を奪取する!
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