「カレーの時間」=実業之日本社提供 この小説を読むとカレーが食べたくなるだろうか。そんな軽いイメージで読み始めると、潜むテーマに背筋が伸びる思いをするかもしれない。ひもじい少年時代を過ごした小山田義景(83)は、離れて暮らす3人の娘とうまく付き合えていない。大阪市内で暮らす孫の佐野桐…
「カレーの時間」=実業之日本社提供 この小説を読むとカレーが食べたくなるだろうか。そんな軽いイメージで読み始めると、潜むテーマに背筋が伸びる思いをするかもしれない。ひもじい少年時代を過ごした小山田義景(83)は、離れて暮らす3人の娘とうまく付き合えていない。大阪市内で暮らす孫の佐野桐…