<p>寿司食いゲーム『そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!』にて深刻な“うんちバグ”が発生、即修正される。世界を壊しかねないうんち – AUTOMATON</p><p>【ニュース】寿司食いゲーム『そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!』にて深刻な“うんちバグ”が発生、即修正される。世界を壊しかねないうんち</p><p>国内個人開発者のただすめん氏は6月30日、『そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!』向けにアップデートを配信。バグの温床となっていたという「うんち無限生成スキル」を修正した。この興味深い不具合について、弊誌はただすめん氏に詳しい話を伺った。</p><p>『そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!』は、ただすめん氏が開発するPC向け寿司食いアクションゲーム。寿司を食べ続けないと死ぬ男を操作し、寿司を食べ続ける内容だ。ゲームプレイとしては、画面上部にある寿司ゲージを絶やさぬように寿司を食べながら「規定数の寿司を食べる」「特定の寿司を規定数食べる」「ゴール地点まで到達する」などの課題をクリアしていく。シュールな印象とは裏腹に、本作の評価は上々。緊張感あるアクションや作り込みで好評を博した。 本作は昨年12月29日に無料ゲームとして配信開始され、今年6月22日には有料のSteam版がリリース。こちらでは、多言語対応や、オンラインランキングをはじめとするSteam機能への対応などいくつかのSteam版独自要素が追加。あわせて無料版含め作品自体がバージョンアップし、真エンディングなど複数新要素が実装された。本作には記事執筆現在でSteamユーザーレビュー30件が寄せられ、うち100%が好評。本作の行く手は順風満帆かに思われた。 うんち、ステージの境界を壊す しかし、本作に奇妙なバグが発覚した。ゲーム内要素である「うんち」にまつわる不具合である。本作にはジャンプスキルと呼ばれる能力が存在し、ゲーム内で通貨を集めて購入できる。空中ダッシュや瞬間着地など、寿司を食べるのに便利なスキルが入手できるわけだ。そして、本作には隠しジャンプスキルとしてうんち無限生成能力である「UNKNOWN」が用意されている。これは、ジャンプ中にジャンプを重ねると、プレイヤーキャラの頭から「うんち」、すなわち戯画化されたピンク色の大便が出る能力だ。このうんちが、予想外のバグというかたちで、開発者やユーザーに牙を剥くことになる。 うんちによって発生したバグがいかなるものか、そしてなぜうんちを実装したのか、開発者であるただすめん氏に話を聞いた。同氏によれば、うんちによって発生したバグは「うんちが主人公の代わりの役目を果たしてしまう」不具合だったという。例としては、うんちを利用した不正のような行為も可能だったそうだ。具体的には、うんちをステージ入り口前に配置して、別のステージに進入。するとうんちが待機するステージのスコアやゴール条件を保持したまま、別のステージが開始できてしまったそうだ。これにより、難しいステージのクリアタイムを、簡単なステージのクリアタイムで上書きするような行為が可能だったとのこと。うんち分身の術とでもいおうか、手法はコミカルでも見過ごせない問題である。 ※ VTuber三枝明那氏の、修正前のバージョンでのプレイ。うんち無限生成スキルを実際に使用している そして6月30日には、不具合の原因であるうんちにメスが入ることになる。本作アップデート1.11がSteam向けに配信され、そこには「UNKOの物理演算を無効にしました」との記述がある。この修正により、うんちからは物理演算が剥奪され、不具合は封じられたようだ。なお、なぜうんちが前述のような振る舞いをしたのかは謎が多い様子。ただすめん氏は「うんこが主人公の代わりに寿司を食べているのでは(そんなことはなかった)」と困惑している。 UNKOがバグの原因であることは解ったものの、そのUNKOがどんな悪さをしているのかが不明な状況の中で生まれた仮説「うんこが主人公の代わりに寿司を食べているのでは…?」(そんな事は無かった)</p>