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<p>MUFG、4-6月純利益7割減の1137億円、米地銀の債券損計上</p><p>MUFG、4-6月純利益7割減の1137億円、米地銀の債券損計上</p><p>三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は2日、2022年4-6月期(第1四半期)の連結純利益が前年同期比70%減の1137億円だったと発表した。傘下の米地銀MUFGユニオンバンク(MUB)の債券損失を計上したことが響いた。</p><p>売却予定のMUFGユニオンバンクで2544億円の損失を計上 通期純利益目標1兆円に変更なし、損失戻し入れ勘案なら進捗率27% 三菱UFJフィナンシャル・グループ (MUFG)は2日、2022年4-6月期(第1四半期)の連結純利益が前年同期比70%減の1137億円だったと発表した。傘下の米地銀MUFGユニオンバンク(MUB)の債券損失を計上したことが響いた。 本業のもうけを示す連結業務純益は前年同期比5割増の4252億円だった。通期目標の1兆3000億円に対する進捗率は33%となった。貸し出し利ざやの改善や米金利上昇局面における外貨預貸金収益の増加などで資金利益が増えた。投信解約益の計上も寄与した。 与信関係費用は740億円と前年同期と比べて689億円悪化した。今期(23年3月期)の与信費用3000億円の見通しに変更はない。      MUB株は年内に売却することが決まっており、売却決定に伴う会計上の措置として今回、MUBが3月末時点で保有する債券などの評価損2544億円をその他の臨時損益に損失計上した。3月末以降の金利上昇により第2四半期決算で損失を追加計上する可能性もあるというが、今回の損失計上は業績目標には織り込み済みとしている。 今期の純利益計画1兆円に対する進捗(しんちょく)率は11%だった。ただ、今回計上した損失のうち、MUB株の売却実施後に特別利益として戻し入れとなる金額を勘案すると、進捗率は27%になるとしている。 22年4-6月期決算の主な内容 資金利益9,869億円、前年同期比+99% 役務取引等利益3,336億円、前年同期比+1.2% 株式等関係利益190億円、前年同期比-71% 与信関係費用740億円、前年同期は51億円   MUFGのロゴ Photographer: Akio Kon/Bloomberg ( 決算の詳細を追加して記事を更新します )</p>