もっと詳しく

<p>若者でも、ワクチン3回でも、こんなに辛いんだ…。22歳記者がコロナで苦しんだ10日間</p><p>【オミクロン】若者でも、ワクチン3回でも、こんなに辛いんだ…。22歳記者がコロナで苦しんだ10日間 39.8℃の熱、肺全体が揺れるような咳、食事もままならない喉の腫れーー。 7月中旬頃に新型コロナに感染し、10日間の自宅隔離を終えた記者が、闘病の様子を綴ります。</p><p>感染症対策を徹底し、外出も多くはなかった記者が新型コロナウイルスに罹患。発症から10日間の隔離生活や闘病の様子を振り返ります。</p><p>7月21日(発症7日目)、昨夜冷房をつけたまま寝たせいで喉がまた痛くなってきました。いつまで続くのか気になります。咳も肺が地震を起こしているような感じです。 声も鼻声が治らないせいで、もちゃもちゃしています。最悪です。今日は初めて平熱で1日を終えた日でした。36.9℃が最高体温でした。 食事はできていましたが、味がわからない気がしました。味気ないとは、まさにこのこと…。 7月22日(発症8日目)、最高時の熱が36.8℃でした。熱はなくとも、頭痛がありました。 この日から、だんだん痰がまとまった量でるようになってきました。「ウ”ウ”ウ”〜〜〜ン」とやると出ます。 でも、その代わりに喉に痛みが走ります。鼻声はしぶとそうで、電話越しに母からも「治らないね〜」と言われました。鼻水はだんだん出なくなってきて、鼻が詰まる現象は消えてきました。 夕方に病院から経過観察の電話があり、「鼻声が治らない」と伝えたら、先生が「一定数しばらく治らない人がいます。でも、そのうち治りますので」と教えてくれました。治るなら、まあいいや。 罹患する前のように食事を摂ることができるようになってきました。気晴らしにウーバーイーツを頼むか迷ったのですが、味がわからないのにもかかわらず、食事に課金する意味がわからなくなって、やめました。残念。 7月23日(発症9日目)、咳と鼻声は残っているものの、体は違和感がない程度に元気な状態に戻ってきました。咳をするとゲッホゲッホと言う感じ。あともう一歩だと思いました。 もう一度、本を読めるかチャレンジしましたが、ダメでした。頭に内容が入って来ず、しかも少し前の内容を覚えていないという具合でした。前の自分ならスラスラ読めていた気がするだけに、やっぱりショックでした。 7月24日(発症10日目)、病院から電話が来ました。熱がこの3日間、37.5℃以上に上がっていないことを伝えると、「保健所に解除の方向で連絡しておきますね」と話してくれました。正直10日もの間、家の中でしか活動できなかったことがしんどすぎて、「明日で家の外に出られるの…?」という感情が一番大きかったです。 隔離解除から数日、現在の体調 罹患する前は、遠出をしたり、混んでいる場所に行かなければ、かかる可能性は低いのだと思い込んでいました。筆者の基本的な生活スタイルとしては、リモートワークで人と会うことがなく、公共交通機関に乗って出かけることも、週に1回程度です。 でも実際には、家庭内感染で、あっさりと陽性になってしまいました。自分の経験から、もしかしたら今まで首の皮一枚のところで感染を逃れてきたのではないか?とも思いました。 10日も外に出られないことに対して苦痛を感じるかと思いきや、闘病のキツさから、邪念を感じる余裕は、ほぼありませんでした。普段から水やゼリー、ティッシュペーパーなどを買いだめしていたこともあって、そこまで不便も感じませんでした。 隔離解除から数日経ちますが、依然として鼻声は治りません。ときどき喘息のような音の咳が出て、しんどさもあります。後遺症として、記憶障害と味覚障害も残ってしまいました。 後遺症については個人差が大きいようで、自分より2日分早く隔離が解除されたパートナーは、なんの症状もなく、健康に日々を過ごしています。 10日間の闘病生活は、想像以上に険しく、孤独で苦しいものでした。体調の悪さから、起き上がれないことはもちろん、世界に自分だけしか生きていないような気持ちにさえなりました。 新型コロナウイルスが流行りだした頃から言われ続けていますが、3密を避けたり、ノーマスクでの会話を控えたり、手洗いうがいをしたりして感染には注意をしてほしいです。</p>