<p>SF連銀総裁、職務完了の状況から「ほど遠い」-高インフレ率抑制で</p><p>SF連銀総裁、職務完了の状況から「ほど遠い」-高インフレ率抑制で</p><p>サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は2日、40年ぶりの高インフレを相手にした米金融当局の闘いはほぼ完了の状況から「ほど遠い」とし、当局者らが物価安定の達成に全力で取り組んでいると述べた。</p><p>デーリー氏はリンクトインでのインタビューで、「われわれは良いスタートを切った。これまでに達成してきたことに非常に満足している」としつつ、インフレは「はるかに高過ぎる」と発言。「われわれは物価安定の達成をなお強く決意しており、完全に団結している。物価安定は9.1%のインフレではなく、2%に近いインフレを意味する。従って、道のりはまだ長い」と話した。 FOMC、2会合連続の75bp利上げ-パウエル氏は景気後退否定 (4) 「われわれの仕事の一部は将来に想定される金利の行き先を人々に伝えることで、金融市場はそれを織り込む」とデーリー氏は指摘。「人々は将来におけるわれわれの行動を期待し、その期待に基づいて反応している。その全てを巻き戻し、職務は完了したというのは時期尚早だろう」と語った。 上段はGDP(前期比年率)、下段は実質国内最終需要(同) 出所:米商務省経済分析局 原題:</p>