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<p>【犯罪最前線】消えた「運び屋」 コロナが変えた覚醒剤密輸事情</p><p>【犯罪最前線】消えた「運び屋」 新型コロナが変えた覚醒剤密輸事情 缶詰のスープに溶かす、木炭に練りこむ-。ベテラン税関職員も「聞いたことがない」と話すほど、覚醒剤の密輸方法が巧妙化している。コロナ禍の影響とみられ、貨物や国際郵便に隠す手口に代わった。</p><p>缶詰のスープに溶かす、木炭に練りこむ-。違法薬物の密輸を水際で防ぐベテラン税関職員も「聞いたことがない」と話すほど、覚醒剤の密輸方法が巧妙化している。「ゲート…</p><p>缶詰のスープに溶かす、木炭に練りこむ-。違法薬物の密輸を水際で防ぐベテラン税関職員も「聞いたことがない」と話すほど、覚醒剤の密輸方法が巧妙化している。「ゲートウェイドラッグ」として違法薬物の入口とされる大麻も若年層に浸透。捜査関係者は「日本に薬物が蔓延しかねない深刻な事態」と警戒を強める。巧妙化する覚醒剤密輸には、長引く新型コロナウイルス禍の影響があるのだという。 特殊技術で精製か 今年1月、トルコからコーヒーや菓子など食料品が入った1つの段ボール箱が航空貨物として届いた。東京税関は、箱の表面から微量の覚醒剤を検知。荷物の中を調べると、入っていたスープの缶詰12個から覚醒剤成分が検出された。 特集・連載:</p>