2022年F1第10戦イギリスGPの予選が行われ、6〜10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6〜10番手のドライバーはランド・ノリス(マクラーレン)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、周冠宇(アルファロメオ)、ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)だ。
■ウイリアムズ・レーシング
ニコラス・ラティフィ 予選=10番手
トリッキーなコンディションだったけど特別な1日になった。Q2を突破できたことは素晴らしい結果だし、自信にも繋がった。Q3は期待以上の結果だよ。ピットを出たときから感触がよくリズムに乗れていた。チームはQ1とQ2で素晴らしい仕事をしてくれて、望んでいた通りの素晴らしい位置に僕を送り出してくれた。天気が悪化する前の適切なタイミングでアタックしておくことの重要さがQ2でわかったよ。Q3でアタックできなかったことにはフラストレーションが溜まったけど、全体で見れば素晴らしいチームワークで、満足のいく1日だった。
僕たちより速いクルマが後ろにいるわけだから、明日については現実的に考えなければいけない。レースへのアプローチについては非常に戦略的になる必要がある。レースはタイヤをいかにマネジメントするかという消耗戦になるだろう。どんなことでもお起こりうるし、自分たちのレースに集中して、与えられたチャンスを最大限に活かしたいと思う。
■アルファロメオ・F1チーム・オーレン
周冠宇 予選=9番手
予選はチャレンジングだったけど、ルーキーにしては悪くない結果と言ってもいいんじゃないかな! F1でウエットのシルバーストンを走るのは初めてで、コンディションは昨日とはまったく違っていたけど、それでも感触はよかった。1周走るごとに自分が前進し、進歩していくような感じだったよ。特にQ2とQ3の間はトリッキーな状況だった。路面が濡れて水たまりもたくさんあったけど、なんとかマシンをコース上にとどめられたし、今日は持てるすべての力を出しきることができた。満足のいく仕事ができた思っている。2戦連続でQ3に進むことができて最高の気分だ。自分がF1ドライバーとして成長できていることを感じられて本当にうれしいよ。
明日はコースコンディションがドライになるだろうし、常に最大の目標としているポイント獲得のチャンスもあると思うから楽しみだ。僕たちにはポテンシャルがあるし、レースは僅差の戦いになるだろう。状態はよさそうなので、明日は2台揃ってポイント争いができるはずだ。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ジョージ・ラッセル 予選=8番手
Q1ではマシンの感触がとても良くて自信を持って走っていた。でもQ2で感触が少し悪くなってきて、Q3では自信を持って走ることができなくなり、ミスをして、その後、挽回することができなかった。
誰にとってもトリッキーなコンディションだったが、もっといい予選セッションになればよかったのにと、少しがっかりしている。ポール争いができるとは思っていなかったけれど、これより良い結果は可能だった。
FP3のドライコンディションでは、ペースが良く、強力に思えた。大きく進歩したと感じていたんだ。でも、僕たちのマシンは予選より決勝での方が強さを発揮することは分かっている。明日何ができるか楽しみにしていよう。8番グリッドからのスタートは不利なので、できるだけ早く中団勢の前に出る必要がある。ドライでのレースペースに関しては、レッドブルやフェラーリと戦えるマシンだと思うから、明日は全力を尽くす。
■BWTアルピーヌF1チーム
フェルナンド・アロンソ 予選=7番手
今日はもっといけたはずだが、残念ながらQ3のラストラップを最大限に活かすことができなかった。Q3の最初のラップでは1番手につけることができたし、かなり順調に進んではいた。でも最後のラップに入ったときはバッテリーがほぼ空の状態で、ポテンシャルをフルに引き出すことができなかった。
実感としては今日はおそらくトップ5で予選を終えられたと思っている。明日は雨が降るかどうかわからないけど、このポジションを最大限に活かしてポイントを獲得したい。クルマの感触はウエットでもドライでもいいし、ファクトリーからのデータによると、今週末投入したアップデートのおかげで僕たちはうまく進歩できているようだ。
■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 予選=6番手
とてもハッピーだ。6番手は今日できるベストの結果だ。最後のラップはちょっとミスしてしまったけど、それでも6番手は嬉しいし、チームの素晴らしい仕事の結果だと思う。今日の出来には満足で、必要なときにタイムを出せたと思う。そして6番手ということは、少なくとも1台は僕らより速いとわかっているマシンより前にいるということになる。明日に向けていいポジションだし、レースでもこのあたりにとどまれるといいね。