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<p>auなどに通信障害【詳細】「復旧作業終了」も通じにくい状況 | NHK</p><p>KDDIは、大規模な通信障害は東日本でも午後5時半ごろに復旧作業を終えたとしていますが依然として通じにくい状況が続いています。記者会見でKDDIの高橋誠社長は通信障害の補償について「障害の内容をもう少しみたうえで補償について検討していく」と述べました。</p><p>【NHK】携帯大手のKDDIは、2日未明から続いている大規模な通信障害は3日午前に復旧作業を終えた西日本に続いて東日本でも午後5時…</p><p>気象庁によりますとKDDIの通信が不安定になっている影響で、気温や降水量などを観測しているアメダスのデータが2日午前1時40分から一部で配信できない状態が続いています。全国およそ1300か所の観測点のうち、今回の通信障害の影響を受ける可能性があるのは898か所で、3日午前10時時点では257か所で配信できない状態となっているということです。気象庁は今のところ天気予報や台風の気象予報などに大きな影響はないとしています。 3日10時 総務相緊急会見「法律上の『重大事故』に該当と認識」 KDDIの大規模な通信障害を受けて、午前10時から金子総務大臣が緊急の記者会見を開き「国民生活や社会経済の重要インフラである携帯電話サービスについて極めて多くのかたがたが長時間、利用困難な状態になっていることは大変遺憾だ。特にコロナや熱中症のリスクが高まっており、かつ台風4号が沖縄県や鹿児島県奄美地方に接近しつつあるタイミングにもかかわらず、国民の生命・財産を守るための消防、救急などの緊急通報に支障を生じさせたことは、深刻に受け止めている」と述べました。 そして「会社からの報告を踏まえれば、電気通信事業法上の重大な事故に該当すると認識している。今回の障害は去年のNTTドコモの障害と比べても影響が大きいと思われる。正式な報告を受けたうえで、しかるべき必要な対応をしっかりと取っていく」と述べました。 これまでの「法律上の重大事故」の事例は 携帯電話会社の通信障害については、電気通信事業法に基づき、110番や119番などの緊急通報が可能な携帯電話のサービスに影響が出ている場合などは「重大事故」にあたり、総務省への報告が義務づけられます。 具体的には、1時間以上にわたって3万人以上の利用者に影響が出た場合などには「重大事故」にあたると定められていて、これまでもたびたび起きています。 去年10月にNTTドコモで起きた大規模な通信障害では、利用者が最も多い4Gなどで、およそ半日にわたって影響が続いたほか「ガラケー」と呼ばれる携帯電話に使われる3Gの通信では完全に回復するまで29時間かかりました。 この時は、通話やデータ通信が利用しづらくなるなどの影響が延べ1290万人に及び、総務省は再発防止などを指示する行政指導を行いました。 総務省は、ソフトバンクがこの年に合わせて3回通信障害を発生させたことを重くみて、再発防止の徹底を求める行政指導を行いました。また今回、通信障害を起こしたKDDIも2013年4月に最大288万人がメールを送受信できなくなる通信障害を起こしています。 3日8時すぎ 復旧見込みの時間 当初見込みより遅れる見通しに 会社では復旧作業を進め、全国的にデータ通信を中心に徐々に回復しているとして、3日未明の時点では、西日本では午前7時15分、東日本では午前9時半にそれぞれ復旧を目指すと発表していました。 しかし午前8時すぎになって、復旧の見込みについて、西日本では午前11時ごろとしたほか、東日本についても改めて伝えるとしています。</p>