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「ごめん、ちょっとだけ待ってて」──。そう言い残して、彼は店を出た。それから5分後、彼は涼しげな顔をして「いくら?」といった。 そう、今日は支給日。午前0時ぴったりに入金される年金をアテに、コンビニまで足を運んだのである。スナックに無一文で飲みに来ていた男。いたって平凡な一風景だが…