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<p>残業月90時間 学校がもう回らない… 教員不足全国2800人の現実 | NHK</p><p>担任と教務主任をかけもちして残業が月90時間 欠員カバーで担任が半年で3回かわる 「いつ破綻してもおかしくない」 教員不足が深刻化しています。 なぜ足りないのか?学校で何が? 取材すると先生たちの現実が見えてきました。</p><p>【NHK】「もう毎日ギリギリで…」「いつ破綻してもおかしくない」学校現場で課題となっている「教員不足」。その実態をNHKが調査した…</p><p>学校現場の最新状況や授業の進め方などを伝えたうえで、教員の不足が生じたときに臨時で働くことを希望する人を県の名簿に登録していて、講座の開設以降、190人が受講し、すでに12人が臨時的任用教員などで採用されたということです。 その効果は… その1人、県立横浜南陵高校で国語を教える川崎智治さん(48)は、24年間塾講師として働いてきましたが、学校の教員になるにあたり不安もあったといいます。 しかし講座で生徒どうしに議論させて考えさせる最新の学校の授業の様子を学んだほか、正規教員の採用試験を受けるまで学校現場で働くための手続きを知ることができ、高校の教員として働く決心がついたといいます。 川崎さんは「教員免許は取ったものの24年も前の話で、いま免許がどんな状態になってるのかわからないし、高校の授業のスタイルも全くわからなかったので、講座に参加していなかったら、4月から高校で教えることもなかったと思います。今までの経験を少しでも生徒たちに還元し、わくわくする授業をやっていきたいです」と話していました。 一方で、教育委員会では効果は実感しつつも教員不足に対応するには、自治体だけの努力では限界があるとしています。 神奈川県教育委員会教職員人事課の羽鹿直樹課長は「緩和にはつながっていますが教員不足は年々厳しい状況で、この講座だけで問題をすべて解消できるとは思っていません。教員が子どもたちに対して力を向けられるよう、働く環境を整えることが必要で、教員の定数の改善や待遇の改善を国に要望していきたい」と話しています。 教員不足人数 自治体別の一覧 都道府県と政令指定都市など68の教育委員会が回答した、ことし5月1日現在の、公立の小学校、中学校、高校、それに特別支援学校をあわせた教員不足の人数は以下のとおりです。 ※()内は文部科学省の調査に対する去年5月1日現在の回答。 ▽札幌市は49人(28)で、合わせて102人(70)。 ▼青森県は58人(19)、</p>