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<p>米カンザス州、中絶の権利認める 初の住民投票で – BBCニュース</p><p>BBCニュース – 米カンザス州、中絶の権利認める 初の住民投票で</p><p>米カンザス州で2日、人工妊娠中絶権の是非を問う住民投票が行われ、中絶の選択を尊重する「プロ・チョイス」派が「勝利」した。推計によると、有権者の60%以上が、州憲法で女性の中絶権を認めるべきだとした。</p><p>米カンザス州で2日、人工妊娠中絶権の是非を問う住民投票が行われ、中絶の選択を尊重する「プロ・チョイス」派が「勝利」した。推計によると、保守的な同州の有権者の60%以上が、州憲法で女性の中絶権を認めるべきだとした。 アメリカでは6月、中絶を合衆国憲法上の権利だとした 。これを受け、各州が中絶権の是非を決められるようになり、プロ・チョイス派と「プロ・ライフ(生命尊重=中絶禁止)」派の間で激しい論争が起きている。 この問題をめぐって住民投票が行われたのはカンザス州が初めて。 今回の住民投票の結果は、アメリカで11月8日予定されている中間選挙で、この問題がどれくらい影響するかの指標と目されている。与党・民主党はこの中間選挙で、連邦下院での過半数議席維持を目指している。 ジョー・バイデン米大統領は、カンザス州の結果が、「アメリカ人の大半が、女性には中絶の選択肢があるべきだと認めている」ことを示したと述べた。 画像説明, カンザス州在住のテイラー・ヒースさんは、オーヴァーランド・パークで行われた開票結果を見守る会で、9歳の娘と共に中絶権が認められたことを祝った。 ヒースさんはBBCの取材に対し、「私はレイプ被害者です。自分の娘がいつか妊娠し、それに対して何もできない事態を想像すると怒りを覚えます」と語った。 「こうしたことがここで起こるとは思ってもいませんでしたが、一生懸命活動して、票を勝ち取りました。共和党は私たちを侮っていました」 カンザス州当局者は、投票率は州全体で予想よりもかなり高かったと話した。同州では通常、投票に訪れる人数は、保守派の共和党支持者が民主党支持者より2倍多いという。 投票までの1カ月間、同州では緊張状態が続いていた。キリスト教のカトリック教会や、聖母マリア像などが汚され、赤いペンキでプロ・チョイス派のスローガンが書かれるといった事件も起きた。 投票前日には、中絶を支持する場合は「賛成票を投じる」よう指示する誤ったメッセージが出回った。実際の投票はその逆だった。通信会社トゥイリオは、このメッセージを送信した匿名の送信者を、同社のプラットフォームから排除したと発表した。 カンザス州は保守的だが</p>