県民割や全国旅行支援など条件付きとはいえ、国内旅行を促進するプランが拡大している。そうなると、クルマでペットと一緒に出掛ける人が増えるはず。
そういった旅行で非常に役立つのが高速道路の高速道路のSA(サービスエリア)・PA(パーキングエリア)に併設されたドッグランだ。
愛車のMINIで北海道から九州の鹿児島まで全国にある高速道路のSA・PAにあるドッグランを廻ったライターが、また立ち寄りたい!と思うホスピタリティの高い施設をエリア別に紹介する。
文/高市智子、写真/萩原文博
【画像ギャラリー】中国・四国エリアの犬が喜ぶSA・PAベスト3を画像で紹介(9枚)画像ギャラリー
中国・四国エリアは自然を活かした施設が特徴
第4回目は中国・四国(一部関西)エリアにある高速道路のSA・PAのドッグランの中から、ワンちゃんも喜んでくれること間違いなしのベスト3をリストアップ。
今回は中国地方の神戸淡路鳴門自動車道をはじめ瀬戸中央・中国・山陽道、四国地方の徳島・高知・松山自動車道まで、複数の路線にあるSA・PAのドッグラン施設、合計11ヶ所をリサーチした(2022年6月現在)。
【ドッグランがあるSA・PA】
■神戸淡路鳴門自動車道
淡路SA下り
■瀬戸中央道
鴻ノ池SA下り
鴻ノ池SA上り
■中国道
勝央SA上り
七塚原SA下り
鹿野SA上り
■山陽道
福山SA上り
小谷SA下り
■徳島道
上板SA下り
■高知道
南国SA下り
■松山道
石鎚山SA上り
特に中国・四国エリアにあるドッグランの特徴は、フィールド面積が広めで自然のままの敷地を活用していること。豊富な樹木はもちろんのこと、岩や起伏のある丘など天然のアジリティが楽しめるスポットが多い。
また犬用のオヤツが販売されているショップも数々あり、サービスエリア自体がドッグフレンドリーな雰囲気になっているようだ。
第3位は牧場のような景観に癒される、高知道・南国SA下り
数あるドッグランの中で、お勧めしたいベスト3は、高知自動車道の南国SA下り(高知県南国市)だ。
下り線のみ設置されているドッグランは、2008年2月にオープン。ちなみに徳島自動車道の上板SA下り、松山自動車道の石鎚山SA上りに続き、四国で3番目に設置されたドッグランになる。
約670㎡と広々としたドッグランは朝6:00~21:00まで利用可能で、日没後でも遊べるのは有り難い。
また、フェンスに地元高知県産の間伐材を使用していることも大きな特長。まるで牧場のような景観で、ワンちゃんと木のぬくもりに癒されること間違いなし!
大きめのスコップ、トング、ブラシ、ちり取りなど、エチケットアイテムもグリーン色で統一されているなど、所々にセンスのよさを感じる。
ショップの出入口には、地元で製造されたジャーキーやクッキーなどご当地のワンちゃん用のおやつも入手できる。
ショップの横にはウッドデッキもあり、屋外で南国土佐の空気に触れながらひと休みするのに絶好なスポット。ドッグフレンドリー度満載で、愛犬家にはぜひ立ち寄って欲しいサービスエリアだ。
第2位は瀬戸内海の絶景が眺められる、淡路SA下り
続いて愛犬家ドライバーにおすすめのドッグランがあるのは、神戸淡路鳴門自動車道の淡路SA下り(兵庫県淡路市)だ。
本州側から明石海峡大橋を渡った淡路島の玄関口に位置し、Uターン・上下線・一般道へとアクセスも抜群。物産情報館と県営公園を備えるハイウェイオアシスも併設され、レジャーも楽しむことができる。
館内のレストラン&ショップでは、淡路島産たまねぎをふんだんに使用した食事をとったり、新鮮な淡路玉ねぎをケース買いするのもおすすめだ。
ドッグランは、サービスエリアのランドマークとなる観覧車の手前に設置されているので、すぐに見つけられる。まるで遊園地のような佇まいで飼い主もテンションが上がる。
フィールドは、通路やベンチがある部分はコンクリート、中央部分はまだらに芝生が生えた土状。屋根付きベンチも充分にあり、雨や日光を凌げるようになっている。
また、ショップではワンちゃん用のおやつやレトルト食品も豊富に取り揃えているのは嬉しい。
明石海峡大橋が一望できる絶景のビューポイントとして、淡路SAのランドマークである大観覧車には、一部ワンちゃんと一緒に乗れる「ペットゴンドラ」も完備。ワンちゃんにも瀬戸内海の絶景を見せてあげよう!
第1位は国内最大級!自然豊かな広大なフィールドの七塚原SA下り!!
最後に中国・四国エリアでおすすめのドッグラン、ベスト1は、中国自動車道の七塚原(ななつかはら)SA下り(広島県庄原市)だ。
サービスエリアの建物は、レンガ色の屋根が印象的。従業員の手づくりマスコットや手書きのPOPが溢れる楽しい売り場も魅力的。
中国地方のほぼ真ん中に位置し、下り線のみに設置されているドッグランは、2007年8月31日にオープン。国内のサービスエリアの中でも、最大級の広さを誇る。
ドッグランへ向かう道も、緑地が広がっていて自然豊かな風景を目にすると思わずワクワクしてくる。
フィールドは、地面のほとんどが天然芝生で、しっかり手入れも行き届いているため、ワンちゃんの足にも優しい環境といえる。
全犬種共通エリアのみだが、約890㎡と充分すぎる広さがあるため、小型犬から大型犬まで悠々と走り回ることができる。
七塚原SA下りのドッグランは、24時間利用できるのも嬉しいポイントだ。広いフィールドにはあちこちに木が生えて木陰も充分にあり、夏場でも涼しく遊べるだろう。
丘の上では自然豊かな景色も眺められ、サービスエリアにいることを忘れさせてくれる。まるで外国にいるかのような広大な美しい風景の中で、ワンちゃんと一緒に記念写真を撮っておこう。
ワンちゃん用おやつ売り場の隣には、ドッグランで遊んだ沢山のワンちゃんの写真も。ドッグフレンドリーなサービスエリアであることが垣間見られる。
七塚原SA下りは、豊かな緑地をはじめ子どもも遊べる遊戯場やパットゴルフも併設している。
中国・四国地方の自然を活かした広大なドッグランは、ワンコと一緒に人も楽しめるスペースとなっているので、愛犬家ドライバーにとって一度は立ち寄る価値あり!
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投稿 犬好きドライバー必見!中国・四国エリアの犬が喜ぶSA・PAベスト3 は 自動車情報誌「ベストカー」 に最初に表示されました。