>日本は、自国民の拉致問題の解決に積極的な姿勢を見せている国の一つだ。韓国に比べれば、とりわけそうである。 2019年5月、北朝鮮による韓国の拉致被害者家族団体「戦後北朝鮮拉致被害者被害家族連合会」が発表した資料によれば、朝鮮戦争以後、北朝鮮に拉致された韓国人拉致被害者数は500人を超える。だが、韓国政府はこの件に関して、北朝鮮政府に積極的に問題提起することはほとんどない。 それ対して、日本政府が公式に発表した、北朝鮮に拉致された日本人被害者は17人だ。その中の5人は、既に日本に戻って来ている。
>午前の会談が終わり、小泉元首相に同行した安倍元官房長官は、百花園迎賓館の別室に入って来るなり、「金正日氏が拉致を認めて謝罪しない限り、いくら事前に日朝鮮共同声明を出すことを約束していたとしても、決して署名してはいけません。今すぐ日本に帰りましょう」と、怒鳴りつけるように話して、日本代表団全員をびっくりさせた。 盗聴状況を考慮して、出国前に「重要な会話は筆談でする」という約束までしていた安倍元官房長官が、それを無視したまま、何のためらいもなく大きな声で、日朝首脳会談に対する強い不満を表出したのだ。 この事実は、ただちに国家保衛省盗聴局の関係者によって、金正日氏に報告された。
もっと詳しく