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世界各国の美しい港町や風景を伝える番組『港時間』。

7月29日(金)の放送では、世界の海洋レースに挑戦する若者たちを紹介した。

6月、フランスで伝統ある外洋レース「MINI FASTNET 2022」が開催された。

フランスの西部ドゥアルヌネをスタートし、アイルランド沖のポイントを折り返す約900キロの冒険だ。

日本からは、三瓶笙暉古(フェデリコ)さんと國米創さんが参戦。

プロセーラー・白石康次郎さんが所属する「DMG MORI SAILING ACADEMY」の研修生である彼らは、育成プログラムの一環でフランスを拠点に活動している。

「ヴァンデグローブに挑戦できるような技術が手に入るようがんばっていきたいです」(國米さん)

レースには、ロール・ギャレーさん、アレクサンドル・デゥマンジュさんのフランス人コンビもエントリー。彼らも同じ研修生で、白石さんから指導を受けている。

5日間に及んだレースは無風状態が続いたため、選手たちは苦戦を強いられた。三瓶さんと國米さんも北大西洋の大海原で奮闘する。

結果は日本人チームが19艇中12位、フランス人チームが5位。

それでも若きセーラーは前を向き、「目標は白石さんみたいなスキッパーになって世界一周することです」と夢を語っていた。

なお、次回8月5日(金)放送の『港時間』は、神奈川県三浦市の三崎港を特集。

港で水揚げされた魚を調査し、その生態を伝える学芸員を紹介する。