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 8月4日、ファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSを運営するSROモータースポーツ・グループは、10月21〜23日にインドネシアのマンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで予定されていたシリーズ最終戦をキャンセルすると発表した。これによりシリーズは9月23〜25日の岡山国際サーキットが最終ラウンドとなる。

 2022年のGTワールドチャレンジ・アジアは、第1ラウンドをマレーシアのセパンで開催した後、鈴鹿サーキット、富士スピードウェイ、スポーツランドSUGO、岡山国際サーキットと4ラウンドを連続して日本で開催。シリーズの最終戦はインドネシアのマンダリカで予定されていた。

 インドネシアのロンボク島に位置するマンダリカは、FIM国際モーターサイクリズム連盟のグレードAライセンスを取得しており、MotoGPやスーパーバイク世界選手権を開催した実績がある。しかし、SROモータースポーツ・グループによれば、今季のシリーズ開催を前に、四輪レース用に必要な変更の公認が完了しないと明らかにした。

 SROではイベントの延期や代替会場の選定などを行ったというが、いずれも失敗。残念ながらイベントをキャンセルし、2022年シーズンを5ラウンド/10レースで開催するというやむを得ない決定を下した。

「これは非常に残念な状況であり、昨年12月にカレンダーを発表した際にはまったく想定していなかった状況だ」というのは、SROモータースポーツ・グループでシリーズのディレクターを務めるベンジャミン・フラナソビッキ。

「サーキットのホモロゲーションの問題については以前から認識しており、1ヶ月開催を遅らせる解決策も探っていたが、2022年については可能な手段がなくなってしまい、残念ながら今季は中止せざるを得なくなってしまった」

「このことは我々のチーム、ドライバーだけでなく、マンダリカでGTワールドチャレンジ・アジアのイベントを熱心に期待していたインドネシアのファンにも失望をもたらすことになる。問題が解決され必要な保証がなされ、来季レースを開催するオプションを検討できるようになることを願っている」

 マンダリカのキャンセルにともない、シリーズは5ラウンド10レースで争われることになり、9月23〜25日の岡山国際サーキットが最終ラウンドとなった。

GTワールドチャレンジ・アジア第6戦富士 スタートシーン
GTワールドチャレンジ・アジア第6戦富士 スタートシーン