>宮城県の村井嘉浩知事は4日の定例会見で、関西電力が同県川崎町の山間部で計画する風力発電事業に反対の立場を表明した。「住民が土砂災害の危険性や景観への影響に危機感を持っている。私も明確に反対だ。営々と築いた宮城の山や林、森をつぶすのは簡単でも、新たに作り直すためには下手をすれば100年かかる」と述べた。
>事業を巡り、村井氏が明確に反対するのは初めて。会見に先だち、川崎町長から「町民理解が得られているとは言い難く、事業を進める環境は整っていない」とする意見書を受け取った。村井氏は6日の県環境影響評価技術審査会で専門家の意見を聴取し、その後、県知事として関電に反対意見を申し入れる。
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