マツダは8月4日、マツダ3とCX-30に一部商品改良を実施し、新たにマイルドハイブリッドの「e-SKYACTIV G 2.0」搭載車を設定した。これまで両車の2Lガソリン車として設定されていた「SKYACTIV-G 2.0」からの代替パワートレーンとなる。両車とも予約受付は8月4日からスタートした。
発売についてはCX-30が8月下旬以降、マツダ3が9月下旬以降となっている。今回の一部商品改良についてみていこう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/マツダ
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■マツダ第7世代商品群の尖兵として登場したマツダ3とCX-30
マツダ3は2019年5月に従来まで3世代続いた「アクセラ」からグローバル名のマツダ3に車名を改め、マツダ「第7世代商品群」のトップバッターとして登場したCセグメントの5ドアHBモデルと4ドアセダン。CX-30はそのマツダ3をベースとしたクロスオーバーSUVで、2019年10月から販売開始。
パワートレーンは、マツダ3が当初1.5L&2Lガソリンと1.8Lクリーンディーゼルの3本立て(セダンは1.5Lなし)で、後に2LのSKYACTIV-X(表記は後にe-SKYACITIV Xに)エンジン搭載車が追加されていた。CX-30は2Lガソリンと1.8Lクリーンディーゼルを当初用意し、2LのSKYACTIV-Xを追加設定していた。
この両車は最近のマツダ車に多い細かな商品改良を毎年のように受けており、マツダ3は2020年11月、2021年4月と10月、CX-30は2020年12月、2021年4月と10月に一部改良を受けている。
■従来の2Lガソリン車からWLTC燃費を改善
今回の一部改良では、2Lガソリンの代わりに新たに2Lマイルドハイブリッドのe-SKYACTIV G 2.0を両車に設定。このパワートレーン、ご存じのように2020年10月に登場したクロスオーバーSUVであるMX-30に初採用された24Vマイルドハイブリッド+2Lガソリンを組み合わせたものだ。
ベルト伝達方式の「インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター」(ISG)と24Vリチウムイオンバッテリー、さらにDC-DCコンバーターに回生協調ブレーキを組み合わせたマツダ独自のマイルドハイブリッドシステムとなる。従来の2Lガソリン車からWLTCモード燃費で約0.6km/L改善されているという。
これにより、マツダ3のエンジンラインナップは1.5Lガソリン、2Lマイルドハイブリッド、1.8Lクリーンディーゼル、2Lのe-SKYACTIV Xの4本立てに。CX-30は、2Lマイルドハイブリッド、1.8Lクリーンディーゼル、2Lのe-SKYACTIV Xの3本立てとなった。
■グレード体系の見直しも実施
今回の一部改良では、e-SKYACTIV G 2.0とSKYACTIV-D 1.8の上級グレードを「Proactive Touring Selection」に集約。上級インテリア加飾や自動防眩ルームミラー(フレームレス)を採用することで質感を向上させている。
さらに、Proactive Touring Selectionに本革内装をメーカーオプション設定するとともに、マツダ3にはバーガンディレザーパッケージ(ファストバックのみ)、ブラックレザーパッケージ(ファストバック&セダン)の2種類を設定。CX-30には、ホワイトパッケージとブラックレザーパッケージの2種類を設定した。
価格はマツダ3が228万8000~384万2280円、CX-30 が245万8500~391万5980円となっている。
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