<p>【巨人】課題の中継ぎ緊急補強 メジャー通算243登板 150キロ超の直球 イアン・クロル獲得へ</p><p>課題の中継ぎ緊急補強 メジャー通算243登板 150キロ超の直球 イアン・クロル獲得へ #巨人 #ジャイアンツ #読売ジャイアンツ</p><p>巨人が新外国人左腕のイアン・クロル投手(31)=前パドレス傘下3Aエルパソ=を獲得することが4日、分かった。150キロ超の威力ある直球が武器で、中継ぎとしてメジャー通算243登板。すでに条件面で合意</p><p>に達しているもようで、背番号は「65」。球宴前にもチームに合流する見込みだ。現在、中継ぎ陣の防御率がリーグ5位の4・27と低迷しているが、新助っ人を加えてブルペンを整備し、首位・ヤクルトを追い上げる。 勝負の夏を制すべく、原巨人が緊急補強に動いた。中継ぎの新外国人として、左腕のクロルを獲得することが判明。パドレス傘下3Aエルパソでは、このほど広島入りして日本球界復帰を果たした秋山ともプレーしていた。すでに条件面では基本合意に達しているとみられ、背番号「65」を用意。早ければ今月中旬に来日し、球宴(26、27日)前にもチームに合流できる見込みだ。 クロルは150キロ超の威力ある直球を軸に、カットボール、カーブ、チェンジアップ、シンカーを操る。ブレーブス時代の16年には63試合に登板するなど、中継ぎとしてメジャー通算243登板(8勝6敗、防御率4・49)と経験が豊富なところも魅力。アンドリース、シューメーカー、ポランコ、ウォーカーに続く今季5人目の新外国人補強で、メルセデス、ウィーラーらと合わせ、支配下の助っ人は9人となる。 チームにとって、ブルペンの整備は急務だ。セットアッパー候補と期待されたデラロサ、ビエイラはともにコンディション不良のためファーム再調整中で、左の中継ぎエースを担うはずだった中川もキャンプ前に左胸付近を痛めて出遅れ、さらに春先に腰痛を発症した影響で実戦復帰のめどは立っていない。 主力リリーバーたちが不在の中、ドラフト1位ルーキーの大勢が守護神としてリーグトップタイの23セーブをマークし奮闘しているが、抑え投手以外の中継ぎ陣の防御率は4・27でリーグ5位に低迷。試合中盤から終盤にかけての失点を減らすことは、チームにとって重要な課題の一つとなっている。 首位・ヤクルトには早くもマジック「51」が点灯し、2位の巨人は13・5差と大きく離されている。7カード連続勝ち越しなしと苦しむ一方、王者は14カード連続勝ち越し中と勢いにも乗っている。簡単にひっくり返せる数字ではないが、まずはウィークポイントをひとつずつ解消していくことが立て直しの第一歩となる。心身ともに消耗が激しくなるであろう真夏の戦いでクロルが機能すれば、ヤクルト猛追の救世主になる。 ◆イアン・クロル(Ian Krol) 1991年5月9日、米国イリノイ州出身。31歳。2009年ドラフト7巡目でアスレチックスに入団し、13年にナショナルズでメジャーデビュー。タイガース、ブレーブス、エンゼルスなどでプレーし、22年はパドレス傘下3Aエルパソに所属。メジャー通算243試合に登板し、8勝6敗、防御率4・49。185センチ、95キロ。左投左打。</p>