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<p>中国の台湾威嚇 NATO事務総長「理由なき過剰反応」</p><p>中国の台湾威嚇 NATO事務総長「理由なき過剰反応」 米国やほかのNATO加盟国は、これまでに台湾に高官を派遣してきたと指摘し、中国に自制を促した。</p><p>【パリ=三井美奈】北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は4日、中国はペロシ米下院議長の訪台に過剰反応すべきでないという認識を示した。訪問先の…</p><p>【パリ=三井美奈】北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は4日、中国はペロシ米下院議長の訪台に過剰反応すべきでないという認識を示した。訪問先のノルウェーで、ロイター通信に語った。 ストルテンベルグ氏は、ペロシ氏の訪台は「過剰反応や台湾への威嚇、あるいは脅し言葉を使う理由とはなりえない」と発言した。米国やほかのNATO加盟国は、これまでに台湾に高官を派遣してきたと指摘し、中国に自制を促した。 ストルテンベルグ氏は同日の演説で、ロシアの脅威を強調し、NATO結束の重要性を訴えたが、この中では中国には触れなかった。台湾情勢をめぐり、NATOは4日までに公式声明を出しておらず、距離を置いている。 一方、欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表は4日、ブリンケン米国務長官と会談し、「台湾海峡の平和と安定をどう守るかを話し合った」と声明を出した。2人の会談は、東南アジア諸国連合(ASEAN)の一連の外相会合が開かれているプノンペンで行われた。EUは3日、先進7カ国(G7)外相の共同声明に加わり、中国の台湾威嚇に懸念を示している。 特集・連載:</p>