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<p>【イチから解説 2022参院選】投票率 低水準の若年層、意識改善が課題</p><p>投票率 低水準の若年層、意識改善が課題…2022参院選 平成以降は50%台に落ち込み、7年には44・52%と過去最低を記録。令和元年の前回選も48・80%と24年ぶりに40%台となった</p><p>参院選の投票率は近年、低い傾向となっている。戦後60~70%台が続いていたが、平成以降は50%台に落ち込み、7年には44・52%と過去最低を記録。令和元年の前…</p><p>参院選の投票率は近年、低い傾向となっている。戦後60~70%台が続いていたが、平成以降は50%台に落ち込み、7年には44・52%と過去最低を記録。令和元年の前回選も48・80%と24年ぶりに40%台となった。 国政選挙では投票率アップに向け、衆院選に先駆ける形で参院選において、さまざまな策が講じられてきた。 平成10年参院選では、投票時間を午後8時まで2時間延長し、前回選を約14ポイント上回る58・84%に回復。16年参院選では期日前投票制度を導入し、28年には選挙権年齢を18歳以上に引き下げるなど、投票環境の改善を図ってきた。それぞれの改正で投票率は微増しているものの、全体として右肩下がりの傾向は否めない。 また、低水準が続く若年層の選挙に対する意識改善も喫緊の課題だ。前回参院選の年代別投票率は、10代が32・28%、20代は30・96%、30代も38・78%-にとどまり、全体の48・80%をいずれも下回っている。 投票行動に詳しい麗澤大の川上和久教授(政治心理学)は低投票率の背景について「政治に声を上げなくてもとりあえず生活できるという意識が国民にあるからだ」と指摘。「社会的な課題を自分たちの力で解決するという意識を持ち、選挙は意思を反映させる好機ととらえてほしい」と述べた。=おわり イチから解説 2022参院選</p>