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過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる反面教師バラエティしくじり先生 俺みたいになるな!!

7月1日(金)の放送では、『女芸人No.1決定戦 THE W 2021』で優勝したお笑いコンビ・オダウエダの小田結希が登壇。

“グレて駆け込み寺に入れられちゃった先生”として授業を行い、少女時代に母親が手に負えないほどグレてしまい、駆け込み寺に入れられた過去を赤裸々に告白した。

◆母親への反発から非行の道に!? 金髪+眉毛全剃りヤンキー時代

授業冒頭、「16歳のとき、グレて母親の手に負えなくなり、駆け込み寺に入れられていた」という衝撃しくじりを激白した小田。

ふんわりしたしゃべり方の小田からは想像もできない過去に、教室中が「えー!」とビックリするが、彼女はニッコリしながら「しかも2回入ってます!」と発言。

さらに、“汚な金髪+眉毛全剃りヤンキー女”だった当時の写真を公開し、「今と全然違う…」と初っ端から生徒たちをがく然とさせた。

実は、中学1年のころから徐々にグレはじめたという小田。そのもっとも大きな理由は、母との確執。

小田が8歳のときに両親が離婚、母親は女手ひとつで3姉妹を育てるため忙しく働いていたのだが、姉2人は成績優秀なのに小田だけ勉強ができず、母とうまくいかなくなってしまったのだ。

中学2年の夏には「お姉ちゃんのように勉強、頑張れるよね!」という母のプレッシャーから逃げ出すべく、1週間以上も家出。警察に補導されて母を号泣させたこともあったと振り返った。

◆母親から外食に誘われ、車に乗ったら…着いた先は山奥の寺だった!

その後、定時制の高校に進学するも、毎日のように朝帰りを繰り返し、学校にも通わず荒れた生活を送っていた小田。

そんなある日、母親から外食しようと誘われ、たまたまおなかがすいていたため同意。母の車に乗りこんで出発したところ、なんと愛媛県西条市の自宅から8時間かけて愛知県岡崎市にある駆け込み寺へと連れていかれたのだ。

もはや手に負えないと判断した母親によって小田が預けられたのは、“平成の駆け込み寺”こと西居院。

最初は絶望していた小田だが、笑顔で現れた住職の故・廣中邦充さんには母親との確執をすべて打ち明けることができ、話し終えた彼女に住職は「辛かったな」と寄り添う言葉をかけてくれたとか。

その後、さまざまな問題を抱える男女8人との共同生活を開始。住職からは常に「自分の問題から逃げるな」という言葉をかけられていたと当時を語った。

◆自ら寺に舞い戻った小田。共同生活仲間の言葉で心境に変化

3カ月後、「地元に戻って学校に行きたい。でもまだ母親には会いたくない」という複雑な気持ちが芽生えた小田。住職の助言もあり、実家の近所にあるいとこの家で暮らしながら学校に復帰することに。

ところが、更生したのもつかの間、いとこが持っていたゲームにのめり込み、引きこもり生活に突入。次第に生きている実感が薄くなっていったという。

そんなどん底生活から脱出するため、はじめて自分の判断で「もういちど寺に戻ろう」と決意。再会した仲間たちに母親との問題を相談したところ、友人の“ある発言”を聞いて心境が激変したと明かした。

それは、親からDVを受けていたという女子が発した、「お母さんがやさしいのいいな。一緒に住めるのいいな」という言葉。

彼女の本音を聞いたとき、ようやく母のありがたみに気がついたという小田。2カ月後、実家に戻った小田を出迎えてくれたのは、ほかならぬ母だった。

久しぶりに再会した母から「会いたかった!」と泣きながら抱きしめられたことで、小田は「お母さんに受け入れてもらえるのってこんなにうれしいんだ」と実感。

それを機に長年の確執が解けていったことを打ち明け、授業の最後は教室が感動に包まれていた。